密輸人の回転翼機/Smuggler's Copter
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− | 2[[マナ]]3/3飛行という[[戦闘]]スペックを誇り、ルーター能力も[[サボタージュ能力]]ではなく[[攻撃]]か[[ブロック (ルール用語)|ブロック]]に参加するだけで[[誘発]]するため、攻防どちらに回っても損をしない優秀な機体。[[搭乗]] | + | 2[[マナ]]3/3飛行という[[戦闘]]スペックを誇り、ルーター能力も[[サボタージュ能力]]ではなく[[攻撃]]か[[ブロック (ルール用語)|ブロック]]に参加するだけで[[誘発]]するため、攻防どちらに回っても損をしない優秀な機体。[[搭乗]]しなければ動かせないという制限も、搭乗[[コスト]]が最低限の1なので手数をなるべく減らさずに[[クリーチャー化]]することができ、[[対戦相手]]にとっては[[クリーチャー]][[除去]]のタイミングを制限する一種の[[除去耐性]]と感じる場面も多いだろう。 |
[[スタンダード]]では[[カラデシュ]]発売直後の大規模大会である[[StarCityGames.com#StarCityGames.com Open Series|StarCityGames.com Indianapolis Open Weekend]]において、トップ8に残った[[デッキ]]すべてが[[メインデッキ]]に4枚[[積む|積み]]していたことにより、その[[カードパワー]]が瞬く間に知れ渡った<ref>[http://www.starcitygames.com/events/011016_indianapolis.html StarCityGames.com Indianapolis Open Weekend カバレージページ]</ref>。その後も[[赤白機体]]・[[マルドゥ機体]]、[[黒赤ビートダウン#戦乱のゼンディカー・ブロック+イニストラードを覆う影ブロック+カラデシュ・ブロック期|赤黒アグロ]]、[[白青ビートダウン#戦乱のゼンディカー・ブロック+イニストラードを覆う影ブロック+カラデシュ・ブロック期|白青フラッシュ]]など、[[環境]]の[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウンデッキ]]のほとんどで4枚積みが当然となり、[[グランプリクアラルンプール16]]では往時の[[精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor]]を彷彿とさせる「[[グランプリ]]のトップ8で32枚」を達成した。 | [[スタンダード]]では[[カラデシュ]]発売直後の大規模大会である[[StarCityGames.com#StarCityGames.com Open Series|StarCityGames.com Indianapolis Open Weekend]]において、トップ8に残った[[デッキ]]すべてが[[メインデッキ]]に4枚[[積む|積み]]していたことにより、その[[カードパワー]]が瞬く間に知れ渡った<ref>[http://www.starcitygames.com/events/011016_indianapolis.html StarCityGames.com Indianapolis Open Weekend カバレージページ]</ref>。その後も[[赤白機体]]・[[マルドゥ機体]]、[[黒赤ビートダウン#戦乱のゼンディカー・ブロック+イニストラードを覆う影ブロック+カラデシュ・ブロック期|赤黒アグロ]]、[[白青ビートダウン#戦乱のゼンディカー・ブロック+イニストラードを覆う影ブロック+カラデシュ・ブロック期|白青フラッシュ]]など、[[環境]]の[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウンデッキ]]のほとんどで4枚積みが当然となり、[[グランプリクアラルンプール16]]では往時の[[精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor]]を彷彿とさせる「[[グランプリ]]のトップ8で32枚」を達成した。 | ||
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− | + | 次[[エキスパンション]]の[[霊気紛争]]の発売日である[[2017年]]1月20日より、スタンダードで[[禁止カード]]に指定される<ref>[http://magic.wizards.com/en/articles/archive/news/january-9-2017-banned-and-restricted-announcement-2017-01-09 January 9, 2017 Banned and Restricted Announcement]/[http://mtg-jp.com/publicity/0018224/# 2017年1月9日 禁止制限告知]</ref>。[[構築]]で強力な[[カード]]としてデザインした開発側の予想をさらに上回って使用されており、環境の多様性を損なっていると判断されたため<ref>[http://magic.wizards.com/en/articles/archive/latest-developments/kaladesh-mailbag-2016-12-09 Kaladesh Mailbag]/[http://mtg-jp.com/reading/translated/ld/0018195/# 『カラデシュ』 一問一答](Latest Developments [[2016年]]12月16日 [[Sam Stoddard]]著)</ref><ref>[http://magic.wizards.com/en/articles/archive/latest-developments/kaladesh-standard-retrospective-2016-12-16 Kaladesh Standard Retrospective]/[http://mtg-jp.com/reading/translated/ld/0018208/# 『カラデシュ』スタンダード総括](Latest Developments 2016年12月16日 Sam Stoddard著)</ref>。 | |
− | * | + | *スタンダードで発売からわずか4ヶ月での禁止カード化は、[[頭蓋骨絞め/Skullclamp]]以来12年半ぶりとなる。 |
*[[Magic Online]]認定フォーマット[[ブロール]]が開始された時点では、[[スタンダードの変遷#カラデシュ・ブロック+アモンケット・ブロック+イクサラン・ブロック期|当時のスタンダード禁止カードリスト]]に準拠するとして禁止カードに指定された、2018年5月10日付のルール改訂後でも続けて禁止。フォーマットが開始された時点ではブロール(スタンダード)の禁止カードの中、引き続き禁止カードに指定されているのは、このカードのみである。 | *[[Magic Online]]認定フォーマット[[ブロール]]が開始された時点では、[[スタンダードの変遷#カラデシュ・ブロック+アモンケット・ブロック+イクサラン・ブロック期|当時のスタンダード禁止カードリスト]]に準拠するとして禁止カードに指定された、2018年5月10日付のルール改訂後でも続けて禁止。フォーマットが開始された時点ではブロール(スタンダード)の禁止カードの中、引き続き禁止カードに指定されているのは、このカードのみである。 | ||
2018年9月14日 (金) 01:00時点における版
アーティファクト — 機体(Vehicle)
飛行
密輸人の回転翼機が攻撃かブロックするたび、あなたはカードを1枚引いてもよい。そうしたなら、カード1枚を捨てる。
搭乗1(あなたがコントロールする望む数のクリーチャーを、パワーの合計が1以上になるように選んでタップする:ターン終了時まで、この機体(Vehicle)はアーティファクト・クリーチャーになる。)
2マナ3/3飛行という戦闘スペックを誇り、ルーター能力もサボタージュ能力ではなく攻撃かブロックに参加するだけで誘発するため、攻防どちらに回っても損をしない優秀な機体。搭乗しなければ動かせないという制限も、搭乗コストが最低限の1なので手数をなるべく減らさずにクリーチャー化することができ、対戦相手にとってはクリーチャー除去のタイミングを制限する一種の除去耐性と感じる場面も多いだろう。
スタンダードではカラデシュ発売直後の大規模大会であるStarCityGames.com Indianapolis Open Weekendにおいて、トップ8に残ったデッキすべてがメインデッキに4枚積みしていたことにより、そのカードパワーが瞬く間に知れ渡った[1]。その後も赤白機体・マルドゥ機体、赤黒アグロ、白青フラッシュなど、環境のビートダウンデッキのほとんどで4枚積みが当然となり、グランプリクアラルンプール16では往時の精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptorを彷彿とさせる「グランプリのトップ8で32枚」を達成した。
強力な除去が飛び交うモダンにおいてもデルバー系のデッキやジャンド・アブザンアグロなどで採用される構築が目立ってきている。前者は変身できなかった秘密を掘り下げる者/Delver of Secretsや若き紅蓮術士/Young Pyromancerを戦力として前線に送り出すことができ、後者2種の場合は残忍な剥ぎ取り/Grim Flayerの昂揚達成を促進できるなど、相応のメリットやシナジーを形成できることが主な採用理由となっている。
- 同時にコモンで収録された航空艇/Sky Skiffの上位互換。
禁止
次エキスパンションの霊気紛争の発売日である2017年1月20日より、スタンダードで禁止カードに指定される[2]。構築で強力なカードとしてデザインした開発側の予想をさらに上回って使用されており、環境の多様性を損なっていると判断されたため[3][4]。
- スタンダードで発売からわずか4ヶ月での禁止カード化は、頭蓋骨絞め/Skullclamp以来12年半ぶりとなる。
- Magic Online認定フォーマットブロールが開始された時点では、当時のスタンダード禁止カードリストに準拠するとして禁止カードに指定された、2018年5月10日付のルール改訂後でも続けて禁止。フォーマットが開始された時点ではブロール(スタンダード)の禁止カードの中、引き続き禁止カードに指定されているのは、このカードのみである。
脚注
- ↑ StarCityGames.com Indianapolis Open Weekend カバレージページ
- ↑ January 9, 2017 Banned and Restricted Announcement/2017年1月9日 禁止制限告知
- ↑ Kaladesh Mailbag/『カラデシュ』 一問一答(Latest Developments 2016年12月16日 Sam Stoddard著)
- ↑ Kaladesh Standard Retrospective/『カラデシュ』スタンダード総括(Latest Developments 2016年12月16日 Sam Stoddard著)