賛美
提供:MTG Wiki
(版間での差分)
11行: | 11行: | ||
==定義== | ==定義== | ||
− | '''賛美'''/''Exalted''は、「[[あなた]]が[[コントロール (ルール用語)|コントロール]]するいずれかの[[クリーチャー]] | + | '''賛美'''/''Exalted''は、「[[あなた]]が[[コントロール (ルール用語)|コントロール]]するいずれかの[[クリーチャー]]が[[単独で攻撃]]するたび、そのクリーチャーは[[ターン終了時まで]]+1/+1の[[修整]]を受ける。」を意味する。 |
==解説== | ==解説== | ||
18行: | 18行: | ||
===ルール=== | ===ルール=== | ||
*単独で攻撃するのは、賛美を持つクリーチャーでなくてもよい。 | *単独で攻撃するのは、賛美を持つクリーチャーでなくてもよい。 | ||
− | * | + | *複数の賛美があれば、それぞれが別個に誘発する。例えば3体のクリーチャーが賛美を持っていれば、[[攻撃クリーチャー]]は+3/+3の修整を受ける。また、1体のクリーチャーが2つの賛美を持っている場合、攻撃クリーチャーは+2/+2の修整を受ける。 |
− | *この[[能力]]は、1回の[[攻撃クリーチャー指定ステップ]] | + | *この[[能力]]は、1回の[[攻撃クリーチャー指定ステップ]]中に、ちょうど1体のクリーチャーを攻撃クリーチャーとして指定した場合に[[誘発]]する。[[単独で攻撃]]も参照。 |
**複数のクリーチャーで攻撃した後で、その一部を[[戦闘]]から取り除くことで1体だけが攻撃している状態になったとしても、賛美は誘発しない。 | **複数のクリーチャーで攻撃した後で、その一部を[[戦闘]]から取り除くことで1体だけが攻撃している状態になったとしても、賛美は誘発しない。 | ||
**[[連続突撃/Relentless Assault]]などで、1[[ターン]]中に攻撃クリーチャーを指定する機会が複数回ある場合、賛美はそのたびに誘発しうる。 | **[[連続突撃/Relentless Assault]]などで、1[[ターン]]中に攻撃クリーチャーを指定する機会が複数回ある場合、賛美はそのたびに誘発しうる。 | ||
29行: | 29行: | ||
*この能力は、「英雄的代表者同士による一騎討ち」というバントの戦争体系と、印章の魔力による支援を反映しており、共同体の支援力を表している。(→[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/savor-flavor/angels-eye-view-bant-2008-10-08 An Angel's Eye View of Bant]参照) | *この能力は、「英雄的代表者同士による一騎討ち」というバントの戦争体系と、印章の魔力による支援を反映しており、共同体の支援力を表している。(→[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/savor-flavor/angels-eye-view-bant-2008-10-08 An Angel's Eye View of Bant]参照) | ||
*開発時の名称は「Heroic」で、単独攻撃するクリーチャーに何らかのボーナスを付与する[[能力語]]だった。(→[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/latest-developments/developing-shards-alara-2008-10-02 Developing Shards of Alara]参照) | *開発時の名称は「Heroic」で、単独攻撃するクリーチャーに何らかのボーナスを付与する[[能力語]]だった。(→[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/latest-developments/developing-shards-alara-2008-10-02 Developing Shards of Alara]参照) | ||
+ | **その後、[[テーロス]]で同名の能力語の[[英雄的|英雄的(''Heroic'')]]が登場している。 | ||
*「(自身が)単独で攻撃するとメリット」という能力は、[[赤]]のカードに散見される能力である([[単独で攻撃]]を参照)。賛美は、支援というイメージを導入することで上手く[[色の役割]]との整合を取ったと言える。 | *「(自身が)単独で攻撃するとメリット」という能力は、[[赤]]のカードに散見される能力である([[単独で攻撃]]を参照)。賛美は、支援というイメージを導入することで上手く[[色の役割]]との整合を取ったと言える。 | ||
2019年1月6日 (日) 09:43時点における版
賛美/Exalted | |
---|---|
種別 | 誘発型能力 |
登場セット | アラーラの断片ブロック 基本セット2013 |
CR | CR:702.83 |
賛美(さんび)/Exaltedは、アラーラの断片ブロックで登場したキーワード能力。基本セット2013で再登場した。パーマネントが持つ、攻撃クリーチャー指定ステップの間に誘発する誘発型能力である。
Akrasan Squire / アクラサの従者 (白)
クリーチャー — 人間(Human) 兵士(Soldier)
クリーチャー — 人間(Human) 兵士(Soldier)
賛美(あなたがコントロールするいずれかのクリーチャーが単独で攻撃するたび、そのクリーチャーはターン終了時まで+1/+1の修整を受ける。)
1/1Sublime Archangel / 荘厳な大天使 (2)(白)(白)
クリーチャー — 天使(Angel)
クリーチャー — 天使(Angel)
飛行
賛美(あなたがコントロールするいずれかのクリーチャーが単独で攻撃するたび、そのクリーチャーはターン終了時まで+1/+1の修整を受ける。)
あなたがコントロールする他のクリーチャーは賛美を持つ。(あるクリーチャー複数の賛美を持っている場合、それぞれが誘発する。)
定義
賛美/Exaltedは、「あなたがコントロールするいずれかのクリーチャーが単独で攻撃するたび、そのクリーチャーはターン終了時まで+1/+1の修整を受ける。」を意味する。
解説
アラーラの断片ブロックでは、儀式的な戦いを重んじる秩序の世界、バント/Bantに割り振られた能力であり、賛美を持つのはバントに属する緑白青の組み合わせのカードのみである。基本セット2013ではそれとは異なり、白と黒の能力として割り振られた。
ルール
- 単独で攻撃するのは、賛美を持つクリーチャーでなくてもよい。
- 複数の賛美があれば、それぞれが別個に誘発する。例えば3体のクリーチャーが賛美を持っていれば、攻撃クリーチャーは+3/+3の修整を受ける。また、1体のクリーチャーが2つの賛美を持っている場合、攻撃クリーチャーは+2/+2の修整を受ける。
- この能力は、1回の攻撃クリーチャー指定ステップ中に、ちょうど1体のクリーチャーを攻撃クリーチャーとして指定した場合に誘発する。単独で攻撃も参照。
- 複数のクリーチャーで攻撃した後で、その一部を戦闘から取り除くことで1体だけが攻撃している状態になったとしても、賛美は誘発しない。
- 連続突撃/Relentless Assaultなどで、1ターン中に攻撃クリーチャーを指定する機会が複数回ある場合、賛美はそのたびに誘発しうる。
- 攻撃している状態で戦場に出る効果によって戦場に出たクリーチャーは、攻撃クリーチャーとして指定したものとは扱わない。そのクリーチャーは賛美の条件を満たすことはないし、また他のクリーチャーが得る賛美を妨害もしない。
- 例として、聖トラフトの霊/Geist of Saint Traftを単独で攻撃させた場合、トラフトは賛美の条件を満たす。同時に天使・トークンが攻撃してはいるが、攻撃クリーチャーとして指定はしていないので関係がない。
- 双頭巨人戦では、賛美は、そのチーム内で1体のみのクリーチャーが攻撃クリーチャーとして指定された場合に誘発する。それがあなたがコントロールするクリーチャーであれば、あなたがコントロールするパーマネントの賛美のみが誘発する。チームメイトのものは誘発しない。
その他
- この能力は、「英雄的代表者同士による一騎討ち」というバントの戦争体系と、印章の魔力による支援を反映しており、共同体の支援力を表している。(→An Angel's Eye View of Bant参照)
- 開発時の名称は「Heroic」で、単独攻撃するクリーチャーに何らかのボーナスを付与する能力語だった。(→Developing Shards of Alara参照)
- その後、テーロスで同名の能力語の英雄的(Heroic)が登場している。
- 「(自身が)単独で攻撃するとメリット」という能力は、赤のカードに散見される能力である(単独で攻撃を参照)。賛美は、支援というイメージを導入することで上手く色の役割との整合を取ったと言える。
関連リンク
Exalted Week
ウィザーズ社の公式ウェブマガジン『Daily MTG』では、2012年7月23日から27日にかけて「Exalted Week(賛美特集)」として、各連載記事で賛美に関する特集が組まれた。以下は各コーナーの特集記事。
- First Impressions/第一印象 (Making Magic、文:Mark Rosewater)
- Alone, Together (From the Lab、文:Noel deCordova)
- Exalting on a Budget/格安賛美 (ReConstructed、文:Gavin Verhey)
- Gloria in Excelsis (Serious Fun、文:Adam Styborski)
- One at a Time (Limited Information、文:Steve Sadin)
- Exalted Week 5x5: The Past and Future (Top Decks、文:Mike Flores)
- Attack!/アタック! (Latest Developments、文:Zac Hill)