小走りスリヴァー/Scuttling Sliver

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
1行: 1行:
 
{{#card:Scuttling Sliver}}
 
{{#card:Scuttling Sliver}}
  
自身を[[アンタップ]]する[[起動型能力]]を共有する[[スリヴァー]]・[[三葉虫]]。
+
自身を[[アンタップ]]する[[起動型能力]]を共有する[[スリヴァー]]・[[三葉虫]]。[[カブトガニ/Horseshoe Crab]]を意識した[[リメイク]][[カード]]とも言える。
  
{{未評価|モダンホライゾン}}
+
ご先祖同様、[[タップ能力]]との[[コンボ]]が強力。加えてこちらはスリヴァーという[[種族]]柄、カブトガニにとってはあまり主眼にならなかった擬似[[警戒]]としての使い方にも期待がかかるようになっている。もっとも[[構築]]視点で現実的に考えていくと、タップ能力とのコンボにおいては[[色マナ]]は不要になったが必要なマナが2点に増えていること、警戒が欲しいなら擬似ではなく本物を共有できる[[歩哨スリヴァー/Sentinel Sliver]]を使えばよいことなど、少々粗も目立つ。
  
*何とも奇妙な組み合わせの[[クリーチャー・タイプ]]が目を引く。{{Gatherer|id=464017}}には、スリヴァーと[[三葉虫]]両方の特徴を併せ持った生物が描かれている。
+
[[リミテッド]]では、スリヴァーや[[多相]]クリーチャーへの擬似警戒というだけでもそこそこ悪くなく、[[タップ能力]]持ちのスリヴァーとコンボできればなおよい。ただしスリヴァーが集中している[[赤白]]と[[色]]が異なるため、[[色事故]]に注意が必要。
*[[能力]][[カブトガニ/Horseshoe Crab]]を意識したものと思われる。ちなみに三葉虫とカブトガニは同じ節足動物門ではあるが、大きく異なる種類の生物である。
+
 
**なお[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]のカブトガニの[[種族]]は三葉虫ではなく[[カニ]]である。
+
*何とも奇妙な組み合わせの[[クリーチャー・タイプ]]が目を引く。{{Gatherer|id=464017}}には、スリヴァーと三葉虫両方の特徴を併せ持った生物が描かれている。
 +
**ちなみに現実のカブトガニは、三葉虫とは大きく異なる種類の生物。同じ[[Wikipedia:ja:節足動物|節足動物門]]ではあるが、それだけで同一視するのは「[[人間]][[]]は同じ[[Wikipedia:ja:脊索動物|脊索動物門]]だから大差ない」と言っているようなもので、少々無理がある。
 +
**もっとも[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]のカブトガニの[[種族]]は現実とはかけ離れた[[カニ]]だったりするので、現実の生物学を杓子定規に当てはめるのがそもそも間違いか。
 +
*[[カード名]]も奇妙であり、「小走り」できるほど機敏な生態には見えない。"Scuttle"には「走る、逃げる」の他に「沈没させる、断念させる」の意味もあるので、[[フレイバー・テキスト]]にもあるように、「長らく海底に沈んでいたスリヴァー」というニュアンスだろうか。
 +
{{フレイバーテキスト|生きた化石が永劫の眠りから目覚めた。}}
  
 
==関連カード==
 
==関連カード==

2020年2月23日 (日) 01:08時点における版


自身をアンタップする起動型能力を共有するスリヴァー三葉虫カブトガニ/Horseshoe Crabを意識したリメイクカードとも言える。

ご先祖同様、タップ能力とのコンボが強力。加えてこちらはスリヴァーという種族柄、カブトガニにとってはあまり主眼にならなかった擬似警戒としての使い方にも期待がかかるようになっている。もっとも構築視点で現実的に考えていくと、タップ能力とのコンボにおいては色マナは不要になったが必要なマナが2点に増えていること、警戒が欲しいなら擬似ではなく本物を共有できる歩哨スリヴァー/Sentinel Sliverを使えばよいことなど、少々粗も目立つ。

リミテッドでは、スリヴァーや多相クリーチャーへの擬似警戒というだけでもそこそこ悪くなく、タップ能力持ちのスリヴァーとコンボできればなおよい。ただしスリヴァーが集中している赤白が異なるため、色事故に注意が必要。

  • 何とも奇妙な組み合わせのクリーチャー・タイプが目を引く。イラストには、スリヴァーと三葉虫両方の特徴を併せ持った生物が描かれている。
    • ちなみに現実のカブトガニは、三葉虫とは大きく異なる種類の生物。同じ節足動物門ではあるが、それだけで同一視するのは「人間は同じ脊索動物門だから大差ない」と言っているようなもので、少々無理がある。
    • もっともマジックのカブトガニの種族は現実とはかけ離れたカニだったりするので、現実の生物学を杓子定規に当てはめるのがそもそも間違いか。
  • カード名も奇妙であり、「小走り」できるほど機敏な生態には見えない。"Scuttle"には「走る、逃げる」の他に「沈没させる、断念させる」の意味もあるので、フレイバー・テキストにもあるように、「長らく海底に沈んでいたスリヴァー」というニュアンスだろうか。
生きた化石が永劫の眠りから目覚めた。

関連カード

サイクル

モダンホライゾンアンコモン単色スリヴァーサイクル

参考

MOBILE