サッフィー・エリクスドッター/Saffi Eriksdotter
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2023年2月9日 (木) 20:06時点における最新版
伝説のクリーチャー — 人間(Human) スカウト(Scout)
サッフィー・エリクスドッターを生け贄に捧げる:クリーチャー1体を対象とする。このターン、それがあなたの墓地に置かれたとき、そのカードを戦場に戻す。
2/2ルアゴイフ/Lhurgoyfのフレイバー・テキストで有名なこの女性もカード化。多色の熊である。
自分を犠牲にして他のクリーチャーを護るという、まさにストーリーを彷彿とさせる起動型能力を持つ。既存のカードで言えば蘇生の天使/Angelic Renewalやアダーカーの戦乙女/Adarkar Valkyrieが近いと言える。
ビートダウン気味のデッキに入れておき、パンチ力を保ちつつ全体除去への耐性を上げるのがよいか。その際、187クリーチャーを再利用するなどのシナジーを用意すると、よい仕事をする。特にロクソドンの教主/Loxodon Hierarchとは、色的にも能力的にも非常に上手く噛み合う。また、ローウィンで登場した想起を持つクリーチャーとの相性が非常に良い。
全体除去への対策のみならず、クリーチャー戦においても活躍する。例えば4/4の攻撃クリーチャーを同じく4/4のクリーチャーでブロックして能力を起動すると、盤上では相手の4/4とサッフィーが相打ちとなりテンポを取れる。さらに上記のETB能力の再利用と組み合わせることでアドバンテージまで稼げるため、2マナとは思えない渋い仕事をする。
- 墓所の勇者/Crypt Championや忠臣/Loyal Retainersと組み合わせると無限に循環させられる。オルゾフの御曹子、テイサ/Teysa, Orzhov Scionや死の守り手、セックァー/Sek'Kuar, Deathkeeperがいれば無限トークン、魂の管理人/Soul Wardenや本質の管理人/Essence Wardenがいれば無限ライフ。→プロジェクトX
- コストの支払いより対象の決定の方が先であるため、これ自身を対象に能力を起動できる。コントロールを奪われそうになったときなどに使うとよい。ただしこの能力がスタックに乗っているときにはすでに墓地に置かれているため、能力そのものは対象不適正で立ち消える。
- 対象が戦場に戻ってくる事は遅延誘発型能力であるため、救助対象が一度墓地に置かれた時に誘発し、戻ってくる。
- このため、霊体の地滑り/Astral Slide同様変異コストを踏み倒して裏向きのクリーチャーを表にすることもできる。クローサの雲掻き獣/Krosan Cloudscraper辺りが序盤でひっくり返ると物凄いことになるかもしれない。アップキープ・コストにはご用心。
[編集] 関連カード
[編集] サイクル
- 高位の秘儀術師、イス/Ith, High Arcanist
- 死者の王、ドラルヌ/Dralnu, Lich Lord
- 無慈悲なる者ケアヴェク/Kaervek the Merciless
- クローサの英雄、ストーンブラウ/Stonebrow, Krosan Hero
- サッフィー・エリクスドッター/Saffi Eriksdotter
2色ではないものには、青黒赤の工匠の神童、ミシュラ/Mishra, Artificer Prodigy、5色の始祖ドラゴンの末裔/Scion of the Ur-Dragonがある。
[編集] ストーリー
サッフィー・エリクスドッター/Saffi Eriksdotterはマジック史上、最も有名なフレイバー・テキストに登場したキャラクター。
氷河期末期のバルデュヴィア/Balduviaの女性、ハンス・エリクソン/Hans Erikssonの女兄弟。ルアゴイフ/Lhurgoyfが集落に襲撃しに来た際、ハンスに警告の叫びを上げて逃がそうとするが、自身はルアゴイフに殺されてしまう。この時の叫びが、あのフレイバー・テキストの言葉である。
たった1枚のフレイバー・テキストから本人がカード化されるまでに至った彼女は、(死んでしまったとはいえ)おそらくマジック史上でも有数の出世頭であろう。
[編集] 登場カード
- サッフィー・エリクスドッター/Saffi Eriksdotter
- ルアゴイフ/Lhurgoyf(フレイバー・テキスト)
- ハンス・エリクソン/Hans Eriksson(フレイバー・テキスト)
[編集] 関連カード
[編集] 登場作品
- Ach! Hans, Run!(The Monsters of Magicの短編)
[編集] 訳語
「Saffi Eriksdotter」は、第5版と第8版のルアゴイフ/Lhurgoyfのフレイバー・テキストで「サッフィー・エリクスドッター」と訳されている。その後にカード化した際も上記の訳から変わることなく訳された。