薄暮の聖人、エレンダ/Elenda, Saint of Dusk
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− | あなたの[[ライフ総量]] | + | あなたの[[ライフ総量]]が[[初期ライフ総量]]より多くなれば[[強化]]される[[伝説の]][[吸血鬼]]・[[騎士]]。 |
とりあえず素の状態で[[多色カード]]とはいえ4[[マナ]]4/4[[絆魂]]、[[インスタント]]からの[[呪禁]]を備えており[[コスト・パフォーマンス]]は高め。1点でも初期ライフよりも多くの[[ライフ]]があれば5/5になり[[威迫]]も追加され、10点以上多くなれば10/10という洒落にならない[[ファッティ]]と化す。本人の[[絆魂]]でライフをコンスタントに得られるので、最大限の強化も現実的な範疇であり、最大まで膨れ上がった後は[[攻撃]]していくだけでも大きく回復していくので維持も容易。単独でも優秀な性能を持つこともあって、[[構築]]でも登場直後の時点から[[白黒ビートダウン]]を中心として採用が見られる。 | とりあえず素の状態で[[多色カード]]とはいえ4[[マナ]]4/4[[絆魂]]、[[インスタント]]からの[[呪禁]]を備えており[[コスト・パフォーマンス]]は高め。1点でも初期ライフよりも多くの[[ライフ]]があれば5/5になり[[威迫]]も追加され、10点以上多くなれば10/10という洒落にならない[[ファッティ]]と化す。本人の[[絆魂]]でライフをコンスタントに得られるので、最大限の強化も現実的な範疇であり、最大まで膨れ上がった後は[[攻撃]]していくだけでも大きく回復していくので維持も容易。単独でも優秀な性能を持つこともあって、[[構築]]でも登場直後の時点から[[白黒ビートダウン]]を中心として採用が見られる。 | ||
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[[リミテッド]]ではもちろん強力。単に出た直後に[[除去]]を食らって出落ちに終わりづらい[[中堅クリーチャー]]としての性能も頼もしい。[[頭でっかち]]が多い[[環境]]柄[[回避能力]]のない段階では些か物足りないが、[[コモン]]の[[癒し手の鷹/Healer's Hawk]]でコツコツ殴ったり[[猫を集める者/Cat Collector]]あたりで[[食物]]を確保できていたりすれば威迫を得るのは難しくなく、[[ブースター・ドラフト]]なら安いコモンの[[居合刀/Quick-Draw Katana]]あたりを拾っておくだけでサポートになる。[[白黒]]に割り振られた[[ライフゲイン]]の[[アーキタイプ]]に合致した性能だが、[[クロック]]として一度機能し始めればダメージレースが格段に有利になる優秀な[[レア]]であり、[[白赤]]以外なら[[タッチ]]運用の価値がある。 | [[リミテッド]]ではもちろん強力。単に出た直後に[[除去]]を食らって出落ちに終わりづらい[[中堅クリーチャー]]としての性能も頼もしい。[[頭でっかち]]が多い[[環境]]柄[[回避能力]]のない段階では些か物足りないが、[[コモン]]の[[癒し手の鷹/Healer's Hawk]]でコツコツ殴ったり[[猫を集める者/Cat Collector]]あたりで[[食物]]を確保できていたりすれば威迫を得るのは難しくなく、[[ブースター・ドラフト]]なら安いコモンの[[居合刀/Quick-Draw Katana]]あたりを拾っておくだけでサポートになる。[[白黒]]に割り振られた[[ライフゲイン]]の[[アーキタイプ]]に合致した性能だが、[[クロック]]として一度機能し始めればダメージレースが格段に有利になる優秀な[[レア]]であり、[[白赤]]以外なら[[タッチ]]運用の価値がある。 | ||
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*[[フレイバー・テキスト]]では、自分が眠りについている間に侵略者と成り果てた[[薄暮の軍団/The Legion of Dusk]]に対する怒りをにじませている。 | *[[フレイバー・テキスト]]では、自分が眠りについている間に侵略者と成り果てた[[薄暮の軍団/The Legion of Dusk]]に対する怒りをにじませている。 | ||
{{フレイバーテキスト|「私が留守にしている間に、お前は何も学ばなかったのだな。」}} | {{フレイバーテキスト|「私が留守にしている間に、お前は何も学ばなかったのだな。」}} | ||
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+ | ==ルール== | ||
+ | *ライフを参照してタフネスが変化する能力に加えて絆魂を持つため、[[戦闘]]時の計算が複雑になりやすい点に注意。[[致死ダメージ]]による[[破壊]]は[[状況起因処理]]によるものであり、それをチェックする際には既に戦闘ダメージを与え終わっている(=絆魂でライフを得ている)ことを計算に入れなくてはならない。 | ||
+ | **例えば、[[初期ライフ総量]]が20の[[ゲーム]]において、ライフが20の[[プレイヤー]]がエレンダで[[攻撃]]した。エレンダを[[ブロック]]して倒すには合計[[パワー]]が5以上必要である。[[戦闘ダメージ]]を与える際は4/4だが、状況起因処理をチェックする際にはライフが24であるため5/5になっている。 | ||
+ | **同様に、[[防御プレイヤー]]である際は複数体での攻撃に注意。ブロックせず通した[[ダメージ]]が絆魂による回復量を上回っていると[[修整]]がなくなり、致死ダメージでなかったダメージが致死ダメージとなってしまうおそれがある。 | ||
+ | *[[インスタント]]からの[[呪禁]]はインスタントが[[発生源]]である[[能力]]の[[対象]]にもならない。例として[[フェイ花のいたずら/Faebloom Trick]]の[[再帰誘発型能力]]の対象にならない。 | ||
==関連カード== | ==関連カード== | ||
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==参考== | ==参考== | ||
*[[カード個別評価:ファウンデーションズ]] - [[レア]] | *[[カード個別評価:ファウンデーションズ]] - [[レア]] | ||
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2025年3月27日 (木) 20:42時点における版
伝説のクリーチャー — 吸血鬼(Vampire) 騎士(Knight)
絆魂、インスタントからの呪禁
あなたのライフ総量があなたの初期ライフ総量よりも多いかぎり、これは+1/+1の修整を受け威迫を持つ。あなたのライフ総量があなたの初期ライフ総量よりも10点以上多いかぎり、これは、追加で+5/+5の修整を受ける。
あなたのライフ総量が初期ライフ総量より多くなれば強化される伝説の吸血鬼・騎士。
とりあえず素の状態で多色カードとはいえ4マナ4/4絆魂、インスタントからの呪禁を備えておりコスト・パフォーマンスは高め。1点でも初期ライフよりも多くのライフがあれば5/5になり威迫も追加され、10点以上多くなれば10/10という洒落にならないファッティと化す。本人の絆魂でライフをコンスタントに得られるので、最大限の強化も現実的な範疇であり、最大まで膨れ上がった後は攻撃していくだけでも大きく回復していくので維持も容易。単独でも優秀な性能を持つこともあって、構築でも登場直後の時点から白黒ビートダウンを中心として採用が見られる。
リミテッドではもちろん強力。単に出た直後に除去を食らって出落ちに終わりづらい中堅クリーチャーとしての性能も頼もしい。頭でっかちが多い環境柄回避能力のない段階では些か物足りないが、コモンの癒し手の鷹/Healer's Hawkでコツコツ殴ったり猫を集める者/Cat Collectorあたりで食物を確保できていたりすれば威迫を得るのは難しくなく、ブースター・ドラフトなら安いコモンの居合刀/Quick-Draw Katanaあたりを拾っておくだけでサポートになる。白黒に割り振られたライフゲインのアーキタイプに合致した性能だが、クロックとして一度機能し始めればダメージレースが格段に有利になる優秀なレアであり、白赤以外ならタッチ運用の価値がある。
- フレイバー・テキストでは、自分が眠りについている間に侵略者と成り果てた薄暮の軍団/The Legion of Duskに対する怒りをにじませている。
「私が留守にしている間に、お前は何も学ばなかったのだな。」
ルール
- ライフを参照してタフネスが変化する能力に加えて絆魂を持つため、戦闘時の計算が複雑になりやすい点に注意。致死ダメージによる破壊は状況起因処理によるものであり、それをチェックする際には既に戦闘ダメージを与え終わっている(=絆魂でライフを得ている)ことを計算に入れなくてはならない。
- インスタントからの呪禁はインスタントが発生源である能力の対象にもならない。例としてフェイ花のいたずら/Faebloom Trickの再帰誘発型能力の対象にならない。
関連カード
- 薄暮薔薇、エレンダ/Elenda, the Dusk Rose
- エレンダとアゾール/Elenda and Azor
- 薄暮の聖人、エレンダ/Elenda, Saint of Dusk
- 聖エレンダ/Saint Elenda(Arena限定カード)
ストーリー
エレンダ/Elendaはイクサラン/Ixalanの吸血鬼/Vampire。
詳細はエレンダ/Elendaを参照。