多人数戦

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−	'''多人数戦'''/''Multiplayer Game''とは、3人以上で対戦する遊び方のこと。単純に生き残りが1人になるまで戦うバトルロワイヤルのほか、タッグを組んで2対2で戦う[[クロスファイヤー]]などがある。	+	'''多人数戦'''/''Multiplayer Game''とは、3人以上の[[プレイヤー]]によって行われる[[ゲーム]]である。
−	[[先攻]]の[[ドロー]]あり、[[レフトアタック]]、[[レンジ]]、[[クリーチャー]]移動などの多人数戦用の[[ルーリング|ルール]]がある。通常の[[デュエル]]と違い、[[呪文]]の[[効果]]が大きすぎたり判定に迷うようなシーンにも遭遇しやすいので、調整のための[[ハウスルール]]が多い。	+	==解説==
		+	[[マジック：ザ・ギャザリング|マジック]]の[[カード]]は昔から多人数戦でも概ね問題のないように作られてきたが、公式には多人数戦のルールはつくられておらず、大会などもなかった。しかし、長い間の議論の末、[[第９版]]から正式に[[総合ルール]]{{CR|800}}に記述されることになった（参考：[http://members.at.infoseek.co.jp/braingeyser/04/1019.html マルチプレーヤールール]、[http://members.at.infoseek.co.jp/braingeyser/04/1025.html マルチプレイヤー用ルール（草案）](Braingeyser)）。また、定められた変種ルールのうち[[双頭巨人戦]]が2005年10月1日から[[構築]]・[[エターナル]]・[[リミテッド]]（[[シールド]]のみ）の各[[フォーマット]]で認定され、認定[[トーナメント]]が開催されるようになった。
−	[[マジック]]の[[カード]]は昔から多人数戦でも概ね問題のないように作られてきたが、公式には多人数戦のルールはつくられておらず、大会などもなかった。しかし、長い間の議論の末、[[第９版]]から正式に[[総合ルール]]{{CR|600}}に記述された。<br />	+	総合ルールに制定されている多人数戦の変種ルールには、単純に生き残りが1人になるまで戦う「[[無差別戦]]」「[[大乱闘戦]]」、複数のプレイヤーでチームを組んで戦う「[[チーム戦]]」「[[双頭巨人戦]]」「[[皇帝戦]]」がある。これらの変種ルールは1つのみ適用できる。公式のルールの他、[[エルダー・ドラゴン・ハイランダー]]などの様々な[[ハウスルール]]を用いた[[カジュアルプレイ]]も盛んである。
−	（参考：[http://members.at.infoseek.co.jp/braingeyser/04/1019.html マルチプレーヤールール]、[http://members.at.infoseek.co.jp/braingeyser/04/1025.html マルチプレイヤー用ルール（草案）](Braingeyser)）また、定められた変種ルールのうち[[双頭巨人戦]]が2005/10/01から[[構築]]・[[エターナル]]・[[リミテッド]]（[[シールド]]のみ）の各形式で認定され、認定[[トーナメント]]が開催されるようになる。	+
−	==多人数戦ルールの例==	+	多人数戦には[[2人対戦]]とは色々と異なる性質があるため、「[[影響範囲|影響範囲制限]]」」「[[複数への攻撃]]・[[左翼への攻撃]]・[[右翼への攻撃]]」「[[クリーチャー配置]]」といった選択ルールが用意されている。これらの選択ルールはいくつでも選択してもよい（複数・左翼・右翼への攻撃はいずれか1つのみ）。そのほかにも、カジュアルでは「[[先攻]]の[[引く|ドロー]]の有無」などが選択ルールとして用いられることもある。
−	<!-- 項目名は日本語で統一しました。	+
−	総合ルール６節の用語に差し替え -->	+	==ルール==
−	*総合ルール記載	+	*各プレイヤーが最初に[[マリガン]]を行う場合、6枚ではなく7枚のカードを引く。それ以降のマリガンでは、通常通り1枚ずつ引ける枚数が減っていく。
−	**[[無差別戦]](Free-for-All)	+	**双頭巨人戦ではより詳細なルールが存在する。詳細は[[双頭巨人戦]]を参照。
−	**[[皇帝戦]](Emperor)	+
−	**[[双頭巨人戦]](Two-Headed Giant)	+	===ゲームから離れたプレイヤーに関するルール===
−	**[[大乱闘戦]](Grand Melee/メレー/Melee)	+	*プレイヤーがゲームから離れたら、そのプレイヤーの所有する[[オブジェクト]]は、[[アンティ]]領域にあるものを除いてすべてゲームから離れ、[[スタック]]にあるそのプレイヤーが[[コントロール (ルール用語)]]する[[呪文]]や[[能力]]は消滅し、そのプレイヤーにコントロールを与えているコントロール変更効果は終わる。その後、まだそのプレイヤーがコントロールするオブジェクトがあれば、それらは[[追放]]される。この一連の処理は[[状況起因処理]]ではなく、そのプレイヤーがゲームから離れてすぐに発生する。
−	**[[チーム戦]](Teams)	+	**プレイヤーが[[優先権]]を持っている時にゲームから離れた場合、ゲームに残っている、[[ターン]]順で次のプレイヤーに優先権が発生する。
−	*選択ルール	+	*ゲームから離れたプレイヤーにコントロールを移す[[効果]]はそれを移さず、[[トークン]]を生成する効果はトークンを生成しない。
−	**[[影響範囲]]（影響範囲制限）	+	*ゲームから離れたプレイヤーが[[オーナー]]であるオブジェクトは生成されない。
−	**[[複数への攻撃]]	+	*ゲームから離れたプレイヤーがコントロールする[[誘発型能力]]はスタックに置かれない。
−	**[[クリーチャー配置]]	+	*ゲームから離れたプレイヤーには[[戦闘ダメージ]]を与えられない。
−	**[[左翼への攻撃]]	+	*何らかのオブジェクトがゲームから離れたプレイヤーに選択を求める場合、そのオブジェクトのコントローラーは別のプレイヤーを選んで選択を行わせる。
−	**[[右翼への攻撃]]	+	**元の選択がそのオブジェクトのコントローラーの[[対戦相手]]によるものならば、そのコントローラーは可能なら他の対戦相手を選ぶ。
−	*その他	+	*何らかの効果が特定のプレイヤーの情報を求める場合、その効果は、ゲームに残っているプレイヤーなら現在の情報を用いて、そうでなければ、そのプレイヤーがゲームから離れる直前の[[最後の情報]]を用いる。
−	**[[クロスファイヤー]]	+
−	**[[レインボウマジック]]	+	==主な多人数戦ルール==
−	**[[リスポーン・マジック]]	+	===変種ルール===
−	**[[２on２]](Two-on-Two)	+	*[[無差別戦]](Free-for-All)
−	**[[２色の星]](Two-Color Star)	+	*[[皇帝戦]](Emperor)
−	**[[魔王戦]]	+	*[[双頭巨人戦]](Two-Headed Giant)
−	**[[司令官戦]]	+	*[[大乱闘戦]](Grand Melee/メレー/Melee)
		+	*[[チーム戦]](Teams)
		+	===選択ルール===
		+	*[[影響範囲]]（影響範囲制限）
		+	*[[複数への攻撃]]
		+	*[[クリーチャー配置]]
		+	*[[左翼への攻撃]]
		+	*[[右翼への攻撃]]
		+	===その他===
		+	*[[エルダー・ドラゴン・ハイランダー]] / [[司令官戦]]
		+	*[[クロスファイヤー]]
		+	*[[レインボウマジック]]
		+	*[[リスポーン・マジック]]
		+	*[[2on2]](Two-on-Two)
		+	*[[2色の星]](Two-Color Star)
		+	*[[魔王戦]]
	==参考==		==参考==
	*[[用語集]]		*[[用語集]]
	*[[トーナメント用語]]		*[[トーナメント用語]]

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2009年8月24日 (月) 02:59時点における版

多人数戦/Multiplayer Gameとは、3人以上のプレイヤーによって行われるゲームである。

目次 1 解説 2 ルール 2.1 ゲームから離れたプレイヤーに関するルール 3 主な多人数戦ルール 3.1 変種ルール 3.2 選択ルール 3.3 その他 4 参考

解説

マジックのカードは昔から多人数戦でも概ね問題のないように作られてきたが、公式には多人数戦のルールはつくられておらず、大会などもなかった。しかし、長い間の議論の末、第９版から正式に総合ルールCR:800に記述されることになった（参考：マルチプレーヤールール、マルチプレイヤー用ルール（草案）(Braingeyser)）。また、定められた変種ルールのうち双頭巨人戦が2005年10月1日から構築・エターナル・リミテッド（シールドのみ）の各フォーマットで認定され、認定トーナメントが開催されるようになった。

総合ルールに制定されている多人数戦の変種ルールには、単純に生き残りが1人になるまで戦う「無差別戦」「大乱闘戦」、複数のプレイヤーでチームを組んで戦う「チーム戦」「双頭巨人戦」「皇帝戦」がある。これらの変種ルールは1つのみ適用できる。公式のルールの他、エルダー・ドラゴン・ハイランダーなどの様々なハウスルールを用いたカジュアルプレイも盛んである。

多人数戦には2人対戦とは色々と異なる性質があるため、「影響範囲制限」」「複数への攻撃・左翼への攻撃・右翼への攻撃」「クリーチャー配置」といった選択ルールが用意されている。これらの選択ルールはいくつでも選択してもよい（複数・左翼・右翼への攻撃はいずれか1つのみ）。そのほかにも、カジュアルでは「先攻のドローの有無」などが選択ルールとして用いられることもある。

ルール

• 各プレイヤーが最初にマリガンを行う場合、6枚ではなく7枚のカードを引く。それ以降のマリガンでは、通常通り1枚ずつ引ける枚数が減っていく。
  • 双頭巨人戦ではより詳細なルールが存在する。詳細は双頭巨人戦を参照。

ゲームから離れたプレイヤーに関するルール

• プレイヤーがゲームから離れたら、そのプレイヤーの所有するオブジェクトは、アンティ領域にあるものを除いてすべてゲームから離れ、スタックにあるそのプレイヤーがコントロール (ルール用語)する呪文や能力は消滅し、そのプレイヤーにコントロールを与えているコントロール変更効果は終わる。その後、まだそのプレイヤーがコントロールするオブジェクトがあれば、それらは追放される。この一連の処理は状況起因処理ではなく、そのプレイヤーがゲームから離れてすぐに発生する。
  • プレイヤーが優先権を持っている時にゲームから離れた場合、ゲームに残っている、ターン順で次のプレイヤーに優先権が発生する。
• ゲームから離れたプレイヤーにコントロールを移す効果はそれを移さず、トークンを生成する効果はトークンを生成しない。
• ゲームから離れたプレイヤーがオーナーであるオブジェクトは生成されない。
• ゲームから離れたプレイヤーがコントロールする誘発型能力はスタックに置かれない。
• ゲームから離れたプレイヤーには戦闘ダメージを与えられない。
• 何らかのオブジェクトがゲームから離れたプレイヤーに選択を求める場合、そのオブジェクトのコントローラーは別のプレイヤーを選んで選択を行わせる。
  • 元の選択がそのオブジェクトのコントローラーの対戦相手によるものならば、そのコントローラーは可能なら他の対戦相手を選ぶ。
• 何らかの効果が特定のプレイヤーの情報を求める場合、その効果は、ゲームに残っているプレイヤーなら現在の情報を用いて、そうでなければ、そのプレイヤーがゲームから離れる直前の最後の情報を用いる。

主な多人数戦ルール

変種ルール

• 無差別戦(Free-for-All)
• 皇帝戦(Emperor)
• 双頭巨人戦(Two-Headed Giant)
• 大乱闘戦(Grand Melee/メレー/Melee)
• チーム戦(Teams)

選択ルール

• 影響範囲（影響範囲制限）
• 複数への攻撃
• クリーチャー配置
• 左翼への攻撃
• 右翼への攻撃

その他

• エルダー・ドラゴン・ハイランダー / 司令官戦
• クロスファイヤー
• レインボウマジック
• リスポーン・マジック
• 2on2(Two-on-Two)
• 2色の星(Two-Color Star)
• 魔王戦

参考

• 用語集
• トーナメント用語