枝細工下げの古老/Wickerbough Elder
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帰化/Naturalizeを内蔵したツリーフォーク。戦場に出た時点では4マナ3/3、能力を起動すると4マナ4/4相当になる。
この環境のリミテッドでは、エンドカード級のオーラが多数存在するのでデッキに1枚は欲しい所。もし能力を起動できなくても、4マナ3/3の時点で及第点である。シングルシンボルなので扱いやすいのも利点。
構築でも環境に苦花/Bitterblossomやロクソドンの戦槌/Loxodon Warhammerなど厄介なものは多いが、計5マナかかることを考えると対策としては遅い。単純な戦力としては同じ4マナ域のカメレオンの巨像/Chameleon Colossusに大きく見劣りすることもマイナス。ただし、適者生存/Survival of the Fittestやツリーフォークの先触れ/Treefolk Harbingerなどでサーチ可能な帰化として採用されることはあった。
- 戦場に出てすぐに能力を起動すると、丁度色拘束の強くなった踏み吠えインドリク/Indrik Stomphowlerのような感じである。
ストーリー
枝細工下げの古老/Wickerbough Elderはカカシの死骸を帽子代わりに大枝から吊り下げたツリーフォークの長老(イラスト)。「Wickerbough」は「wicker(枝編み細工、柳細工)」+「bough(大枝)」の造語で、カカシを細工物に見立てている。
- 「mockery」は「まがい物」の意味であるが「make a mockery of~」で「~をまがい物扱いする→~をあざ笑う」となる。フレイバー・テキストの「生けるカカシ/Living scarecrows」は確かに「自然界の秩序の中ではまがい物といえる存在」なのだが、「カカシ=まがい物」ではなく「(カカシは)自然界の秩序をあざ笑う」と読む方がより正確といえる。