アルファ版
提供:MTG Wiki
アルファ版(Alpha、略号:LA、LEA)は、リミテッド・エディションのうち、最初に印刷された260万枚分のこと。
目次 |
概要
10月に発売された追加生産分の『ベータ版』に対して、リミテッド・エディションの最初に発売された分を『アルファ版』という。
収録されたカードは『ベータ版』と同じであるが、『アルファ版』のカードは現在のものよりも四隅が丸みを帯びている(現在の形状が定まったのは『ベータ版』からである)。また、第4版とアイスエイジの一部のカードにも、同じカット形状のカードが混入してしまっている。このため、『アルファ版』カットのカードを使ってゲームをする場合、現在のものと区別が付かないように不透明スリーブに入れなければならない。
Mark Rosewaterによると、6ヵ月で100万枚売る予定だったが、わずか1週間で売切れてしまったらしい。
印刷の誤謬
最初のカード・セットということもあってか、『アルファ版』には印刷上の誤りが多かった。具体的には以下の通り。
- 黒の防御円/Circle of Protection: BlackとVolcanic Islandが欠落している[1][2]。
- 幻影の軍団/Phantasmal Forcesと大地の怒り/Force of Natureのアップキープ・コストが、マナ・シンボルではなく「U」や「G」と表記されている[3]。
- オーク弩弓隊/Orcish Artilleryとオークの軍旗/Orcish Oriflammeのコストがいずれも「(1)(赤)」になってしまっている[4]。
- 赤霊破/Red Elemental Blastのカード・タイプがインスタントになっている。これは当時のルールではインタラプトでなければならなかった[5][6]。
- エルフの射手/Elvish Archersのパワー/タフネスが「1/2」となっている[7]。
- Cyclopean Tombのマナ・コストが欠落している[8]。
これらの誤りはすべて『ベータ版』では修正されている。
その他
現在は不透明スリーブに入れることでゲームでの使用を許可されているが、このルールが制定される以前は「『アルファ版』のカードのみでデッキを組む」という条件で使用を許可されていた。強力なカードが多いとはいえ『アルファ版』のみでデッキを組むのは難しいという向きも多いが、ステイシスロックのパーツはひと通り収録されており、組むことができる。
デザイン
デザイン&開発 | Richard Garfield |
貢献 | Charlie Cateeno |
貢献 | Skaff Elias |
貢献 | Don Felice |
貢献 | Tom Fontaine |
貢献 | Jim Lin |
貢献 | Joel Mick |
貢献 | Chris Page |
貢献 | Dave Petty |
貢献 | Barry "Bit" Reich |
貢献 | Bill Rose |
貢献 | Elliott Segal |
アート・ディレクター | Jesper Myrfors |
関連記事
- ↑ Alpha "Oops..." III(Arcana 2002年4月10日)
- ↑ Alpha "Oops..." V(Arcana 2002年7月12日)
- ↑ Alpha "Oops..." (Arcana 2002年2月1日)
- ↑ Alpha "Oops..." II(Arcana 2002年2月25日)
- ↑ Alpha "Oops..." VI(Arcana 2002年9月12日)
- ↑ Alpha Red Elemental Blast(Arcana 2004年3月30日)
- ↑ Alpha "Oops..." VII(Arcana 2002年8月4日)
- ↑ Alpha "Oops..." IV(Arcana 2002年5月15日)