ホワイト・ライトニング
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ホワイト・ライトニング(White Lightning)は、エラッタが出る前の要撃/Waylayを使ったテクニック、及びこのギミックを搭載したデッキのこと。
旧オラクル
Waylay / 要撃(登場時) (2)(白)インスタント
騎士トークンを3個場に出す。これらのトークンは2/2の白のクリーチャーとして扱う。ターン終了時にこれらのトークンをゲームから取り除く。
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解説
第6版導入時のルールにおける、ターン終了ステップ(現在の終了ステップ)における「ターン終了時に」のチェックのタイミングの隙を突いている。
当初の要撃のルール文章では、対戦相手のターン終了ステップに唱えてトークンを出すと、トークンを追放するのは次の自分のターンの終了時になっていた。そのため、自分のターンには召喚酔いが解けたトークンで攻撃することができ、まるで白いボール・ライトニング/Ball Lightningのように機能した。
このようなことが可能だった背景には、第6版導入時の大幅なルール変更が関係している。要撃が登場したときのルールではエラッタ前のルール文章でもこういったことはできなかったのだが、ルール変更によって上記のようなターン終了ステップの穴が発生してしまったのだ。
当時は十字軍/Crusadeも現役であり、このテクニックは非常に強力であった。しかし、意図した使い方のカードになっていないという意味も含めて「要撃は戦闘フェイズの間にしかプレイできない。」という文を追加するというエラッタが出され、このテクニックを使うことはできなくなった。2006年10月のオラクル改定で、当初の挙動と近いものとなるように、「次のクリンナップ・ステップの開始時に追放する」(当時のオラクルは「実存を失ったときにゲームから取り除く」)というルール文章へ変更されている。
その他の利用例
- ラクドスのギルド魔道士/Rakdos Guildmageや鏡割りのキキジキ/Kiki-Jiki, Mirror Breakerで1ターン内に活動できるトークンの数を水増しできる。
- 騙し討ち/Sneak Attackで出したクリーチャーを2ターンに渡って生き残らせることもできる。2ターンのうち1ターン目は攻撃できる訳ではないので攻撃するためだけのクリーチャーでは意味が無いが、例えば悲哀の化身/Avatar of Woeなら、クリーチャーを1体除去しつつ攻撃すると言ったことが可能。死体のダンス/Corpse Danceも同様に相手の終了ステップの間に唱えれば、2回能力の起動が可能。
サンプルレシピ
メインデッキ (60) | サイドボード | ||
---|---|---|---|
クリーチャー (26) | 2 | 沈静/Allay | |
4 | 長弓兵/Longbow Archer | 1 | ハルマゲドン/Armageddon |
4 | ルーンの母/Mother of Runes | 1 | 消去/Erase |
4 | サルタリーの歩兵/Soltari Foot Soldier | 3 | 野戦外科医/Field Surgeon |
4 | サルタリーの僧侶/Soltari Priest | 3 | 謙虚/Humility |
4 | 魂の管理人/Soul Warden | 1 | 平地/Plains |
4 | コーの戦士/Warrior en-Kor | 2 | 崇拝/Worship |
2 | マスティコア/Masticore | 2 | 神の怒り/Wrath of God |
呪文 (14) | |||
4 | 十字軍/Crusade | ||
2 | 栄光の頌歌/Glorious Anthem | ||
4 | 解呪/Disenchant | ||
4 | 要撃/Waylay | ||
土地 (20) | |||
20 | 平地/Plains |