失われた遺産/Lost Legacy
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Lost Legacy / 失われた遺産 (1)(黒)(黒)
ソーサリー
ソーサリー
プレイヤー1人を対象とする。アーティファクトでも土地でもないカード名を1つ選ぶ。そのプレイヤーの墓地と手札とライブラリーから、望む枚数のその名前のカードを探し、それらを追放する。そのプレイヤーはライブラリーを切り直し、その後そのプレイヤーはこれにより手札から追放されたカード1枚につきカードを1枚引く。
記憶殺し/Memoricideの亜種。1マナ軽い代わりにアーティファクトを根絶できず、ハンド・アドバンテージは補填してしまう。
霊気池の驚異/Aetherworks Marvelや奔流の機械巨人/Torrential Gearhulkなどのカラデシュに存在する多数の強力なアーティファクトに触れないのは痛い。それらを主軸にしたデッキ対策としてはいささか使いにくさが目立つが、約束された終末、エムラクール/Emrakul, the Promised Endなどのコンボの結果として出てくるフィニッシャーを指定して切り抜けたい。ドローさせてしまう効果によってカード・アドバンテージは稼げないので、軽さを生かしてキーカード頼りのコンボデッキを潰す目的で採用したい。
スタンダードでは霊気池の驚異やサヒーリコンボといったデッキ対策に採用されている。
むかつき、ヴァラクート、死せる生など多数のコンボデッキがひしめくモダンでは優秀なサイドボード要員。手札破壊+外科的摘出/Surgical Extractionにはスピードと対処可能な範囲で劣るが、確実性は勝る。
- カラデシュは「発明(アーティファクト)」がテーマであり、せっかくのアーティファクトを使ったコンボが潰されるのを防ぐため、追放範囲からアーティファクトを除外してデザインされた[1]。
- イラストはチャンドラ・ナラー/Chandra Nalaarの父であり、領事府/The Consulateの霊気規制に反対し謀殺された発明家キラン・ナラー/Kiran Nalaarのモザイク画。
参考
- ↑ The M-Files: Kaladesh, Part 1/Mファイル『カラデシュ』編・パート1(Latest Development 2016年10月14日 Sam Stoddard著)
- Torch of Defiance/反逆の先導者(Magic Story 2016年9月5日 Doug Beyer著)
- Renewal/未来へ(Magic Story 2017年2月1日 Mel Li, Kelly Digges, Alison Luhrs, Doug Beyer, Chris L'Etoile著)
- カード個別評価:カラデシュ - レア