打ち壊すブロントドン/Thrashing Brontodon
提供:MTG Wiki
クリーチャー — 恐竜(Dinosaur)
(1),打ち壊すブロントドンを生け贄に捧げる:アーティファクトやエンチャントである1つを対象とする。それを破壊する。
3/4帰化/Naturalizeを内蔵した恐竜。ヴィリジアンの盲信者/Viridian Zealotや苛性イモムシ/Caustic Caterpillarの亜種。
この手のクリーチャーとしては珍しく、3マナ3/4と優れたマナレシオを持つ。起動コストまで含めると(2)(緑)(緑)必要なことを考えると、単純に帰化として使ってしまうのがもったいないスペックである。ビートダウンデッキが、戦闘要員をデッキから減らさずに置物対策をするためのカードと言えるだろう。
イクサランの相克登場時のスタンダードでは青赤緑ビートダウンがメインから採用することがあるほか、緑絡みのデッキのサイドボードの定番カードとなっている。ローテーション後の3マナ域は探検シナジーを重視して翡翠光のレインジャー/Jadelight Rangerが主流となり、こちらはサイドボードからの採用に留められた。一方、恐竜デッキでは轟音のクラリオン/Deafening Clarionに耐えるタフネス4であることが重宝され、メインデッキから4枚積みされている。また同様の役割を持つ秋の騎士/Knight of Autumnというライバルが登場し、白を含むデッキではベナリア史/History of Benaliaとの兼ね合いもあってそちらが採用されるようになった。ラヴニカの献身追加後は置物対策が重要になったほか探検シナジーを組み込まないグルール・アグロが登場し、採用される機会が増えた。エルドレインの王権期にはグルール・アグロでもサイドボードに2枚程度の採用が常になった。
致命的なアーティファクトやエンチャントが多く見られる統率者戦などでも、カード2枚の役割を1枚分のスロットに押し込めるため便利と言える。
リミテッドでも優れた一枚。ダブルシンボルが気にならないデッキであれば、優秀な中堅戦力かつ強力な置物への予防策として活躍できるだろう。イクサラン・ブロックの両面カードは全て第1面がエンチャントかアーティファクトであるため、これ1枚で対策になる。
- 基本セット2020シーズンのWPNプロモパックで特殊な枠のプロモーション・カードが配布された[1]。
脚注
- ↑ 『基本セット2020』の各種プロモとパッケージ(Daily MTG 2019年6月17日)