未知なるものの魅惑/Allure of the Unknown
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Allure of the Unknown / 未知なるものの魅惑 (3)(黒)(赤)
ソーサリー
ソーサリー
あなたのライブラリーの一番上からカードを6枚公開する。対戦相手1人は、その中から土地でないカード1枚を追放する。その後、あなたは残りをあなたの手札に加える。その対戦相手はその追放されたカードをそのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。
ライブラリーの一番上から公開した6枚のカード中、1枚を除いて手札に加えられるソーサリー。ただしその1枚は対戦相手が選ぶうえ、選ばれたカードは対戦相手にタダで唱えられてしまう。
手札を一挙に5枚増やせる赤黒という組み合わせでは破格のカード・アドバンテージ源となるカードだが、対戦相手にもっとも強いであろうカードを渡してしまうリスクと釣り合っているかは考えもの。デッキ内のカードが等価値なバーンやアグロデッキのマナカーブの頂点として組み込むのが最適な使い方か。
ただし上記の条件は1対1形式の試合のみの話であり、多人数戦では趣が変わる。対戦相手1人に脅威は渡るもののそれは他のプレイヤーにとっても脅威であり、対戦相手はヘイトを集めることを嫌って無難なカードを選んだり、またはもらった呪文をあなた以上に優勢なプレイヤーに対して使う可能性もあるなど、濃い政治的駆け引きを発生させるカードである。固有色が赤黒の場合純粋に手札を増やすカードが限られるため、その点を踏まえても優秀である。
- モチーフは伏魔殿のピュクシス/Pyxis of Pandemoniumと同じくギリシャ神話に登場するパンドーラーの箱だろう。パンドーラーは決して開けてはならないと言われて神々から授かった箱を、好奇心に負けて開けてしまう。するとそこから様々な災厄が飛び出し、こうして人類は苦しむことになった。最後に箱に残っていたのは「希望」であるとされる。カードの効果はパンドーラーを対戦相手とした視点から上記のエピソードを再現している。
希望の光に目を奪われたパントルには、世界の不幸が見えなかった。
ルール
- ルールに関してはマナ・コストを支払うことなく唱える、解決中に呪文を唱えるも参照。
- 多人数戦の場合、対戦相手1人を選ぶのは6枚のカードが公開された後になる。
- 6枚すべてが土地である場合、対戦相手は何も選ぶことができないため、すべてのカードを手札に加えることができる。
- 時を解す者、テフェリー/Teferi, Time Ravelerなどにより、対戦相手が選んだ呪文が唱えられない場合には、そのカードは追放されたままになる。