Invoke Prejudice
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数少ないクァドラプルシンボル呪文の1つ。対戦相手は、こちらと違う色(正確には同じ色をもたない)のクリーチャーを出したければ、通常の倍の量だけマナを支払わなければならない。
出すことができればクリーチャー中心のデッキは展開力を大きく削減され、バウンスの効果も劇的になる。とはいえ、これ自体が4マナなので出すのにはそれなりに時間がかかる。特に色拘束の厳しさから、実質的に青単色デッキでなければ投入できないだろう。パーミッション系デッキの中盤以降の環境整備用といえる。
- こちらがノンクリーチャーまたは無色クリーチャーのみならば、相手のクリーチャーは常に追加マナを要求される。
- 「召喚」の表記変更に伴うオラクル更新で、「召喚呪文」から「アーティファクトでないクリーチャー呪文」に変更された唯一のカードである(他のカードはアーティファクトも含むように変更された)。他の用語変更と合わせるため、2009年10月のオラクル更新で「アーティファクトでない」の条件は削除された。
- Mark Gottliebは、「アーティファクトでないクリーチャー呪文」に限定された理由を、決して共通の色を持たない無色カードに対して非常に強力であったためと推測している[1]。
- 2020年6月10日より、カードが人種差別的な内容だったとして、使用可能だった全フォーマットで禁止カード(トーナメントで使用禁止)に指定される[2]。特にこのカードはカード名や能力自体が差別的で、公式データベースであるGathererのID「1488」が14 Wordsとハイル・ヒトラーを連想させ、イラストもクー・クラックス・クランのように見える上、手がけたイラストレーターHarold McNeillがネオナチ的嗜好を持っていた[3]など、複数の要素が重なりすぎて槍玉に挙がっていた。
ルール
- 追加要求されるマナは「点数で見たマナ・コスト」分のマナなので、色は問わない。
- 追加マナは強制ではないので、対戦相手は支払わずに打ち消すことを選んでもよい。
- 追加マナを支払わなくても打ち消されるだけなので、「打ち消されない」クリーチャーならマナを支払わなくてもペナルティはない。
脚注
- ↑ Late September 2009 Update Bulletin]
- ↑ Depictions of Racism in Magic/人種差別を想起させる描写についての声明 2020年6月10日 Wizards of the Coast)
- ↑ McNeill本人のホームページ
参考
- カード個別評価:レジェンド - レア1