霧衣の究極体/Mistform Ultimus
提供:MTG Wiki
伝説のクリーチャー — イリュージョン(Illusion)
霧衣の究極体は、すべてのクリーチャー・タイプである。(このカードが戦場以外にある場合も含む。)
3/3すべてのクリーチャー・タイプを持つクリーチャー。 新エキスパンションが登場する度にこんなにも特性が変わるクリーチャーはこれくらいだ……ったのだが、ローウィンでまさかのキーワード能力化。
当初はレジェンドでもあったが、現在は代わりに伝説のクリーチャーになっている。→ レジェンド・ルール カードに書かれている「イリュージョン」はただの雰囲気づけであり、意味はない。
- この能力は特性定義能力なので、どの領域でも機能する。
- 壁でもあるが、防衛を持っていないので攻撃に参加できる。
- ルール改訂により2番目にあった能力(壁でないかのように攻撃に参加できる)がなくなり、文章変更効果との奇妙な相互作用は排除された。真にデザインの意図通りのカードになれたといえる。
- 謙虚/Humilityで能力を失わせても依然としてすべてのクリーチャー・タイプである。なぜなら、この能力は第4種なので、第5種である謙虚の能力より常に先に適用されるからである。→ 種類別
クリーチャー・タイプを参照するカードとはことごとく相互作用を引き起こす。
- 最上位/Alpha Statusや風土病/Endemic Plagueとの相性がよい。こいつにつけたり生け贄に捧げたりすれば、大きな効果が望める。
逆に旗印/Coat of Armsや今田の旗印/Konda's Bannerは、こいつばかり成長して全体強化としての効果が薄い、対戦相手のクリーチャーも確実に強化してしまう、とあまり相性がいいとは言えないだろう。
- 究極のスリヴァーというコラムがあったが、スリヴァーデッキに入れるならば得てしてクローン/Cloneの方がいいことが多い。
レベルや傭兵でリクルートできたりエルフのチャンピオン/Elvish Championなどの各種ロードで強化されたりもする。
- 稀に果敢な勇士リン・シヴィー/Lin Sivvi, Defiant Heroからでてくるなど、意外なところで登場するので油断大敵である。
- 4マナ3/3レベルには起床ラッパ隊/Reveille Squadもいるが、こちらは対白カードが効かない点が魅力。
話題に上る頻度に比べて、実際に使用される頻度が極端に少ない。 クリーチャー・タイプを参照する効果が無ければただのバニラクリーチャーであるし、たとえそのような効果を狙うにしても、それなら最初からそのクリーチャー・タイプを持っていて能力もあるクリーチャーを選択することが多くなるのが理由だろう。 エルフやゴブリンなど、もともと小柄なクリーチャーしかいない部族なら、中型クリーチャーとして選択できるのかもしれないが。
- 現在のルールでは、これのクリーチャー・タイプには銀枠にのみ存在するタイプは含まれない。
- 時のらせんでタイムシフト・カードとして再録されたが、同時に多くのクリーチャー・タイプを失ってしまった。(サルタリーのように増えたものもある。)
- さまざまなクリーチャー・タイプを持つため、しばしばジョークのネタになる。
例えば「ミュータント(Mutant)かつ忍者(Ninja)かつ海亀(Turtle)」なので、アメコミで有名な『ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ』になぞらえられたりする。 他にも、「お上品なおば様」でありながら「イシュトヴァーンおじ」だったり、「マイナー」だったりしたことがネタになったこともあったようだ。
参考
- [[1]](MJMJ.info)
- [[2]](Wizards社;英語)
- [[3]](Wizards社;英語)
- [of the Day 01/17-21/2005]([[4]])
- [Ultimus Watch]