特性定義能力

提供:MTG Wiki

移動: 案内, 検索

一部のオブジェクトには、そのオブジェクト自身のサブタイプパワータフネスを定義する常在型能力が印刷されている。この能力特性定義能力/Characteristic-Defining Abilityと呼ぶ。


Ghostfire / 幽霊火 (2)(赤)
インスタント

幽霊火は無色である。
クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。幽霊火はそれに3点のダメージを与える。



Mistform Ultimus / 霧衣の究極体 (3)(青)
伝説のクリーチャー — イリュージョン(Illusion)

霧衣の究極体は、すべてのクリーチャー・タイプである。(このカードが戦場以外にある場合も含む。)

3/3


Lhurgoyf / ルアゴイフ (2)(緑)(緑)
クリーチャー — ルアゴイフ(Lhurgoyf)

ルアゴイフのパワーはすべての墓地にあるクリーチャー・カードの数に等しく、そのタフネスはその数に1を加えた点数に等しい。

*/1+*

目次

[編集] 解説

次のすべての条件を満たす常在型能力を特性定義能力と呼ぶ。

  1. オブジェクトサブタイプパワータフネスのいずれかを定義している
  2. 影響を受けるカードそのものに印刷されているか、トークンを生み出す効果によってトークンに与えられたか、影響を受けるオブジェクトにコピー効果や文章変更効果によって与えられている
  3. 他のオブジェクトの特性に直接は影響を及ぼさない
  4. オブジェクトがそれ自身に与えている能力ではない
  5. ある条件下でのみ特性値を定義するものでない

特性定義能力は、同一の種類別に分類される継続的効果の中で必ず最初に適用され、特性定義能力によらない他の継続的効果と依存することはない(→依存)。したがって、この能力を失う効果があったとしても、それが同じ種類別の効果であるならば特性定義能力が先に適用されるため影響を受けない。

  • 同一の種類別の中では最も早く適用されるが、全ての継続的効果より早く適用されるわけではない。種類別で前に分類される継続的効果があれば、通常通りそれよりは後に適用される。
  • 特性定義能力はすべての領域で機能する。また、ゲームの外部においてや、ゲームが開始する前に置いても働く。
  • かつては「Characteristic-Setting Ability」という名称であったが、2007年5月の総合ルール改正で現在の名称に変更された。ただし日本語訳は変化していない。同時に「特性値すべて」とされていた定義が「色、サブタイプ、パワー、タフネス」と限定され、パワーとタフネスに関する特性定義能力も戦場以外のすべての領域で機能するようになった。

[編集] 特性定義能力か判別しにくいカードの例

[編集] 参考

引用:総合ルール 20231117.0

MOBILE