堕落産みの蜘蛛/Vilespawn Spider

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2マナ2/3と優れたマナレシオに、到達と自己切削、墓地のクリーチャー・カードの数の昆虫トークンの生成能力を持つ蜘蛛。

自己切削も、デモコン理論に則ればデメリットとはならない。イニストラード：真夜中の狩りの直後に続くセットとあって、墓地を利用できるカードが多数存在しており、むしろメリットとして働く盤面が多いだろう。

トークンを生成する生け贄能力はソーサリー・タイミングなので、除去に対応してアドバンテージを稼ぐという使い方はできない。が、起動できずに終わっても本体が有用なのでおまけとして考えればよい。

リミテッドでは小型のフライヤーを止められ、盤面が硬直したら数で攻める選択肢を増やしてくれる優良クリーチャー。緑青は手放しで進めるアーキタイプではないものの、色が合うのであればとりあえずピックしておいてまず損はしない。

スタンダードにおいては、大スライム、スローグルク/Slogurk, the Overslimeや根のとぐろの忍び寄るもの/Rootcoil Creeperなどとシナジーを形成する。自身の性質を考慮すれば、クリーチャーを軸としたビートダウン、ビート・コントロールに組み込めば活躍してくれるだろう。

• 史上初の青い蜘蛛。

関連カード

サイクル

イニストラード：真紅の契りのアンコモンの2色クリーチャーサイクル。それぞれリミテッドの2色のアーキタイプに対応している。

• 塩水漁り/Brine Comber - 塩水縛りの贈り物/Brinebound Gift（白青、エンチャント）
• マルコフの浄化師/Markov Purifier（白黒、ライフ回復）
• 髑髏スカーブ/Skull Skaab（青黒、濫用）
• さまよう心/Wandering Mind（青赤、クリーチャーでない呪文）
• 税血の収穫者/Bloodtithe Harvester（黒赤、血・トークン）
• 古きもつれ樹/Ancient Lumberknot（黒緑、タフネス参照）
• 群れの仔/Child of the Pack - 野蛮な群友/Savage Packmate（赤緑、日暮/夜明）
• マルコフの円舞手/Markov Waltzer（赤白、2体で攻撃）
• シガルダ教の聖騎士/Sigardian Paladin（緑白、訓練）
• 堕落産みの蜘蛛/Vilespawn Spider（緑青、自己切削と墓地参照）

参考

• The Tokens of Innistrad: Crimson Vow/『イニストラード：真紅の契り』のトークン(Daily MTG 2021年11月10日)
• カード個別評価：イニストラード：真紅の契り - アンコモン