悪魔の本分/Demon's Due
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黒が得意とするスーサイドなドロー呪文。骨読み/Read the Bonesが1マナ重くなったらインスタントになった。
占術から引く流れはスタンダードで同居する多元宇宙の警告/Behold the Multiverseと同様で、マナ総量も同じ。あちらと比べるとライフロスのデメリットがつき、予顕も失っている。色の役割を比較しやすい一例となる。
黒のシングルシンボルでライブラリー操作しつつハンド・アドバンテージを獲得できるのは、リミテッドではなかなか優秀。ただし、重さとライフロスが足かせになりやすいため、採用枚数には気を使いたい。
構築では多元宇宙の警告が実績を残しているが、あちらは予顕がマナスクリューに対する回答となること、襲来の予測/Saw It Comingの存在がブラフとして役立つこと、分割払いが可能なことでコントロールデッキに合致した性質を重視された結果であり、同等の活躍を期待するのは少々難しいだろう。黒には血の契約/Blood Pact(占術はないが1マナ軽く、対戦相手を対象とすることでリーサルとしての機能も一応果たせる)も存在している。どちらにせよ、同時期のローテーションには優秀な多色土地が豊富なのでタッチしやすく、青のドロー手段とも採用スロットを争うことになる。
- give the devil (his) dueで「どんなに気に入らない者にも認めるべき所は認める」「盗人にも三分の理」という意味のことわざ。オブ・ニクシリス/Ob Nixilisを描いたカード(イラスト)らしく、デビルがデーモンになっている。
MTGアリーナにおける再調整
MTGアリーナ専用カード
Demon's Due / 悪魔の本分 (3)(黒)インスタント
あなたのライブラリーの一番上にあるカード4枚を見る。そのうち2枚をあなたの手札に、残りをあなたの墓地に置く。あなたは2点のライフを失う。
2022年10月6日、アルケミー用に再調整が行われた。占術を行わずに元の最大干渉数であった4枚を見て、2枚手札に加えるシンプルな形に。得られるライブラリーの情報が小出しでなくなり、その時点で最も欲しいカードを的確に持ち込めるようになっている。選ばなかった方も墓地に置かれることから、黒お得意のリアニメイトを始めとした墓地利用が可能なデッキであれば、実質的に4枚全てを活用することもできる。
「引く」でなくなったので挙動がそこそこ変わっているが、単独で得られる結果は「欲しいカード2枚を手札に加える」というもので変化がなく、全体的に使いやすくなったと称せるだろう。