除外/Exclude
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1マナ重くなってキャントリップがついた霊魂放逐/Remove Soul。キャントリップがつくと2マナ重くなるのが相場だが、これは霊魂放逐より1マナしか重くなっていないのでお得と言える。
対象が限定されているが、3マナのインスタントでカード・アドバンテージが得られる呪文は当時としてはそこそこ珍しい。
ステロイドのようなクリーチャーを多用するデッキが主流であるインベイジョン・ブロック構築では、非常によく使われたカード。BBBやソリューション、トレンチ、カウンターシャンブラーなど多くのデッキで4枚採用された。排撃/Repulseでバウンスして除外で打ち消しと言うのがお約束。
スタンダードではクリーチャー以外の呪文も打ち消す必要があるため、4枚採用されることはほとんどなかった。特にオデッセイ・ブロックのワームの咆哮/Roar of the Wurmや獣群の呼び声/Call of the Herdなどのトークン生産系呪文に対処できないことが痛手となり、トークンに強い排撃はよく見かける一方で除外は使われなくなった。
パウパーではクリーチャーを使わないデッキは少ないため、青系デッキでしばしば採用されている。
- 疾風のマングース/Blurred Mongooseなどの打ち消されないクリーチャー呪文を対象にした場合でも、打ち消す部分が無視されるだけでカードは引ける。
- 放逐/Dismissと比べると、クリーチャー限定になることで1マナ軽くなっている。
- 12年後の闇の隆盛で青マナ1点分重くなった下位互換の骨を灰に/Bone to Ashが登場した。もっとも、上記の通りこちらが霊魂放逐に対して軽かったのであり、打ち消しの基準の変化に合わせて是正されたと言った方が正確である。
- 統率者2014に新規イラストで収録された。
- マスターズ25thに新規イラストとフレイバー・テキストで再録。インベイジョン版のイラストと同じシーンを異なる視点で描いており、ファイレクシアの憤怒鬼/Phyrexian Ragerが打ち消されている[1]。
- 担当アーティストのJehan Choo曰く、この新規イラストはゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルドの影響を受けているとのこと[2]。「青い光の帯になって飛び去る」という描写は同作で主人公がワープする際の演出に酷似しており、この憤怒鬼もどこかにワープさせられたものと推測できる。
脚注
- ↑ The Dominarian Roots of Masters 25(Internet Archive)(Feature 2018年3月14日)
- ↑ jehandraws(Instagram 2023年5月22日 Jehan Choo)