シーリアのエルフ/Cylian Elf
提供:MTG Wiki
緑の2マナ2/2バニラクリーチャー。数ある灰色熊/Grizzly Bearsの同型再版の1つで、いわゆる熊である。
部族による支援が受けやすくローウィン・ブロックで大々的に取り上げられたエルフであると言う点は、同マナ域に狼骨のシャーマン/Wolf-Skull Shamanなどの優秀なクリーチャー群が存在するため利点とはしがたい。アラーラの断片ブロック内でも上位互換であるシーリアの陽歌い/Cylian Sunsingerがあるので、こちらを採用する意味は薄い。
リミテッドでは、コモンの熊はマナカーブとマナ基盤を安定させる助けとなるため、クリーチャーの頭数が少ないときには採用の余地がある。
開発秘話
このカードのイラストは開発時に他のカードと交換されたものである。元々はエルフではなく緑単色の怪物であり、灰色熊の同型再版としてデザインされていた。しかし、このカード用に描かれたソクターのイラストが長毛のソクター/Woolly Thoctarに採用されたため、代わりにエルフのイラストに差し替えられた。本来、このイラストのエルフは緑白の2/2、警戒を持つマナ・クリーチャーというコンセプトで開発が進められたもので、製品版ではヴァレロンに仕える者/Steward of Valeronとなっている。(→Topic Explosion参照)
ストーリー
シーリアのエルフ/Cylian Elfはナヤ/Nayaに住むエルフ族。名前の由来は最初の高司祭シーリア/Cylia。
- 上記の通り、このカードのイラストは警戒を持つマナ・クリーチャーをイメージしているため、イラストの女性はジャングルの樹上に張った陽を浴びるテント(sunsail tents)から大祖始/Progenitusの谷全体をしっかりと見張っている。