茨異種/Thornling
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クリーチャー — エレメンタル(Elemental) 多相の戦士(Shapeshifter)
(緑):茨異種はターン終了時まで速攻を得る。
(緑):茨異種はターン終了時までトランプルを得る。
(緑):茨異種はターン終了時まで破壊不能を得る。
(1):茨異種はターン終了時まで+1/-1の修整を受ける。
(1):茨異種はターン終了時まで-1/+1の修整を受ける。
パワーとタフネスを1ずつ上げて、炎異種/Torchlingに引き続き帰ってきた緑版変異種/Morphling。カード名も日本語・英語共に先輩に倣っており、同じく5つの起動型能力を持っている。
戦闘面では、回避能力が飛行からトランプルに変化している。どちらが有利と一概にはいえないものの、苦花/Bitterblossomが環境にあふれていることからすると、回避能力としてのトランプルは、これはこれで有用といえるだろう。 また、破壊されない能力によって戦闘で死ぬことがなくなったのも利点。 緑らしくコストはそのままにサイズが+1/+1されており、最大パワー7が仕込みなしで達成できる点も見逃せない。いざという時の自殺がやり難くなったのはご愛嬌。
ただ、変異種が持っていたアンタップ能力がなくなってしまったため、攻撃しながら防御も行うという挙動が出来なくなってしまった点は本家よりも弱体化したといえるだろう。
除去耐性は、被覆から破壊されないに変化。神の怒り/Wrath of Godなどの対象を取らない除去や戦闘のぶつかり合いに強くなった反面、剣を鍬に/Swords to Plowsharesなどのゲームから取り除く単体除去やコントロール奪取に弱くなった。悪魔の布告/Diabolic Edictなどの生け贄に捧げさせるタイプの除去に弱いのは同様である。
破壊されない能力がある上基本サイズが大きいため、タフネスを上げる能力の活躍する場面は減ってしまっているが、最後の喘ぎ/Last Gaspなどのマイナス修整に対してはタフネスを上げる能力が有効である。
速攻は出したターンにしか意味がない能力であるため、他の能力に比べ繰り返し起動できるメリットは薄いが、マナさえあれば早い段階で攻撃開始できる強みがあり、誘惑蒔き/Sower of Temptationからコントロールを奪い返したターン中に即攻撃できる等、ささやかながら効果的に働く状況もある。
- ただし相手に緑マナを生み出す手段があれば、コントロールを奪われそのまま攻撃されてしまう可能性もある。
変異種がコンセプトとしている「マナを使って自分好みのクリーチャーを作る」という点を5マナの速攻無しか、6マナの速攻有りにするかと言う選択をプレイ時に限定した方向性と言えるかも知れない。
地味にエレメンタルでもある。原初の彼方/Primal Beyondなどのエレメンタルを参照とするカードと組み合わて使うのも面白いだろう。
- イラストは、名前・能力とは異なり先輩に倣った形(向かい合う2人の人物)を取っていない[1]。炎異種がそうであっただけに、これを残念に思う声も聞かれる。