悪性腫瘍/Malignant Growth
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対戦相手に強制ドローとダメージを与えるエンチャント。ドロー&ダメージ量は、アップキープ・ステップごとに段々増加していく。
公開された直後は、当時のType1(現在のヴィンテージ)で制限カードだった地獄界の夢/Underworld Dreamsの調整版と言われ注目をされたが、実際にはまったく使い勝手が異なる。地獄界の夢と違ってダメージに加えて余計なドローを与えてしまうのが難点で、後世のカードで言えばファイレクシアの闘技場/Phyrexian Arenaを毎ターン与えているような状態であり、その恩恵は小さくない。他の要因でカードを引かせてダメージを与えることもできず、さらに累加アップキープ付きとかなり使い勝手は劣る。ダメージを与えるのは苦手な色なので、効率が悪いのは仕方ないのかもしれない。
- 日本語版発売当初は「growth(カウンター)」を「腫瘍」と訳していた。だが、後に登場したはずみ/Momentumにも同じカウンターが使われており、そちらでも「腫瘍」と訳すとイメージに合わなくなってしまうため、新たに「成長」と訳し、公式の日本語訳もそちらに統一された。
- ちなみに、当時は累加アップキープに経年カウンターを用いなかったため成長カウンターを用いているが、今では経年カウンターも乗せるので、このカード単体で見ればこの成長カウンターはもはや必要無い。ただ、魔力の導管/Power Conduitなどとの相互作用により成長カウンターの有無が問題になってくるので、今のところ変更はされずにいる。