激動/Upheaval
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全パーマネントを手札に戻す、豪快なバウンス・リセット呪文。ゲームぎゃざでついた評価が「戻しすぎ」。
最初はそのマナ・コストの重さとソーサリーであることからあまり注目されず、カスレア扱いだった。しかし、他のリセットと異なり、パーマネントを破壊するのではなく手札に戻すため、マナを浮かせて唱えれば自分のパーマネントをすぐに再展開することができる。
また、手札が一時的に爆発的に増えるため、手札をリソースとするゾンビの横行/Zombie Infestationやサイカトグ/Psychatogとの抜群の相性の良さを示し、トップレアの一角となった(→ゾンビ激動、激動サイカトグ)。スレッショルドとの相性も良い(→8Man)。
エクステンデッドでは金属細工師/Metalworkerによる大量マナをベースにティンカーなどで使用された。
- 俗に「『すべての〜』と書かれているカードは危険である」と言われる、その事実を証明するカードの1枚と言えるだろう。
- 青の中でも非常に強烈なリセット呪文であったが、のちの神河謀叛で本当の意味で全てをリセットする星の揺らぎ/Sway of the Starsが現れた。しかし激動の反省を踏まえているのか10マナと重い。
- 同じく土地を含む広範囲のリセットに、赤のジョークルホープス/Jokulhaupsやその亜種がある。エンチャントや破壊されないパーマネントにも有効な分、激動の方が範囲は広い。
- 全体バウンス後のクリンナップ・ステップで手札を捨てたくないと言う方は呪文書/Spellbookをどうぞ。
再展開が容易なエンドカードであることから、統率者戦では最初から禁止カードに指定されている。2005年9月23日よりプリズマティックで、2008年3月26日より100カード・シングルトンで禁止カードに指定されたが、それぞれ2008年12月10日、2009年4月29日より禁止が解除された。
開発秘話
このカードのイラストは、もともと恐ろしい死/Ghastly Demiseのために用意された物だった。墓地にあるカードの枚数を参照するクリーチャー除去なので「舞い上がった大地がクリーチャーを殺す」というコンセプトで描かれたのだが、できたイラストがあまりにもダイナミックだったため、より効果が派手な激動に使われることになった。(→"What If?" with Odyssey art II参照)