清純のタリスマン/Pristine Talisman
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ライフゲインもしてくれるマナ・アーティファクト。ブレイドウッドの杯/Braidwood Cupの上位互換である。
単にライフを得るだけのカードはほとんど使われないが、マナを生み出せるなら話は別。リミテッドでは序盤はマナ加速しつつ、長期戦になりマナの使い道がなくなってもライフ・アドバンテージを得られるので無駄にならない。ファイレクシア・マナとの相性も十分。
マナ・アーティファクトとしての性能はあまり芳しいものではなく、当初構築での活躍は厳しいものだと思われていたが、スタンダードで呪禁をフィーチャーしたウィニーが台頭してくると、5マナ域にある殴打頭蓋/Batterskullや死の支配の呪い/Curse of Death's Holdなどの対策カードを延命しつつ間に合わせられるため、長所が全て噛み合う形となってコントロールデッキに採用されるようになった。
- ミラディン包囲戦ゲームデーにおいて、ミラディン/Mirrodin陣営の陣営デッキで参加したプレイヤーの上位に先行配布された。その時点では第3エキスパンションが清純なるミラディンと新たなるファイレクシアのどちらになるかは伏せられていたため、そこで配布されたこのカードには清純なるミラディンのエキスパンション・シンボルが描かれている。
- 色マナを出すと1点ダメージを受けるミラディンのタリスマンサイクルと色マナが出ないかわりにライフ1点を得るという点で対になっているのかもしれない。イラストの構図も背景が黒くタリスマンも丸く輝いている点でも似ている。
- これがあればパワー1のクリーチャーによるクロックはほぼ無視できるため、全体除去によるアドバンテージ獲得に結び付けやすい。この点も死の支配の呪い/Curse of Death's Holdと相性が良い。
- 長期戦になればなるほど効果が増すX呪文と相性が良い。
- 活躍の背景にはマナ・バーンの廃止も大きく影響しているといっていいだろう。時代に恵まれた1枚である。
参考
- カード個別評価:新たなるファイレクシア / ミラディン陣営 - コモン