歯と爪/Tooth and Nail
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Tooth and Nail / 歯と爪 (5)(緑)(緑)
ソーサリー
ソーサリー
以下から1つを選ぶ。
・あなたのライブラリーからクリーチャー・カードを最大2枚まで探し、それらを公開し、あなたの手札に加える。その後、ライブラリーを切り直す。
・あなたの手札からクリーチャー・カードを最大2枚まで戦場に出す。
双呪(2)(あなたが双呪コストを支払った場合、両方を選ぶ。)
双呪呪文の1つで、緑に散見される「クリーチャー・カードのサーチ」と「コストを無視して直接戦場に出す」の2つのモードを持つ。
7マナと重いが、どちらの効果も非常に強力。その上2マナ追加すればどんなクリーチャーでもライブラリーから直接呼び出せることになる。また、修繕/Tinkerなどと違い、「ライブラリーから探す」ことと「直接戦場に出す」ことが分かれているため、事前に引いてしまったカードでも戦場に出せる点も大きな魅力である。
呼び出すクリーチャーが2枚というのもポイントである。クリーチャー1体だけでは除去1回で対処されがちだが、2体出すことによって対処が難しくなる。また、コンボが成立するコンビを出すこともできる。専門に特化したデッキ編成を行えば、事実上、9マナで「ゲームに勝利する」と書いてあるも同然の威力を見せるだろう。
これを最速で唱えるマナ基盤を構築することに特化したエルフ&ネイル、12postなどを生み出し、またウルザトロンなどターボランドやビッグ・マナ系に分類されるデッキでも強力な切り札として使用された。これらは歯と爪デッキと総称されている。
- 双呪時に要求される無色マナが7点なので、ウルザランドワンセットから出るマナをきっちり使い切れる。マナ・バーンがあったころはこの点も重要であり、ウルザランドから見ても相性は抜群であった。
- クリーチャー・カードを2枚同時に出すことができるのでB.F.M.(Big Furry Monster)を出すことが可能。
- 登場当初は「重すぎる」「オーバーキルである」という意見が多く、評価はかなり低かった。カードパワーが認識されて以降の活躍はすでに述べた通り。タルモゴイフ/Tarmogoyfなどのように、後から評価がついてきたカードの1つである。
- ちなみに、"tooth and nail"とは「(戦い・議論などで)必死に、あらゆる手段を尽くして」という意味でもある。クリーチャーが2体というのとダブルミーニングになっている。
2004年9月20日よりプリズマティックで禁止カードに指定されていたが、2009年4月29日に禁止が解除された。
よく呼び出されるペア
- 白金の天使/Platinum Angel&レオニンの高僧/Leonin Abunas
- ダークスティールの巨像/Darksteel Colossus×2
- メフィドロスの吸血鬼/Mephidross Vampire&トリスケリオン/Triskelion
- 鏡割りのキキジキ/Kiki-Jiki, Mirror Breaker&隔離するタイタン/Sundering Titan
- 鏡割りのキキジキ/Kiki-Jiki, Mirror Breaker&永遠の証人/Eternal Witness
- エメリアの盾、イオナ/Iona, Shield of Emeria&絵描きの召使い/Painter's Servant(→ペインター・イオナ)
参考
- Old Dogs and Young Pups(WotC、Serious Fun、文:Bruce Richard)
- 歯と爪(デッキ)
- カード個別評価:ミラディン - レア