Ydwen Efreet
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クリーチャー — イフリート(Efreet)
Ydwen Efreetがブロックするたび、コインを1枚投げる。あなたがコイン投げに負けた場合、Ydwen Efreetを戦闘から取り除くとともに、このターンそれではブロックできない。この戦闘で、それがブロックしており、Ydwen Efreetによってのみブロックされていたクリーチャーはブロックされていない状態になる。
3/6ときどき怠けるイフリート。マナ・コストの割に大きな能力値を持っているが、 コイン投げに負けるとブロックを放棄してしまう。
ブロックが成功すれば大抵の軽クリーチャーを討ち取れるため、攻撃に対する抑止力としては充分。しかし勝負が決まるような場面での、ブロッカーとしての信頼性は薄い。
反面、攻撃時には一切のデメリットが無いため、アタッカーとしてはとても安定している。3マナでパワーが3あり、稲妻/Lightning Boltで落とされず戦闘にも強い。黎明期の赤単色デッキでは主力として活躍した。
- 同じアラビアンナイトでは、Mijae Djinnというこれと対となるクリーチャーも作られている。「防御向き数値なのに防御しづらい」Ydwen Efreetに対して、Mijae Djinnは「攻撃向き数値なのに攻撃しづらい」作りになっている。
- 「Ydwen」とは「Wendy」という女性の名前のアナグラム。「Wendy」はMijae Djinnのカード名の元ネタとなった男性「Jamie」と結婚した。(→Magic: The Naming--Arabian Nights参照)
- 3/6という比較的珍しいサイズのクリーチャーの元祖。
オラクルの変遷
印刷時のルール文章は「あなたがYdwen Efreetにブロックさせることを選ぶ場合、ブロックが告知された後すぐにコインを投げ、対戦相手に表裏を宣言させ、コインが宣言と同じならば、このターンYdwen Efreetではブロックできない」といったものであった。
1998年7月頃のオラクル更新で「ブロックできない」は「さかのぼって戦闘から取り除く」に変更される。これにはブロック時に誘発する能力の解決をキャンセルする裁定が出されていた。
1999年9月頃のオラクル更新で誘発条件が「あなたが攻撃されるたび」に変更され、効果は再び「ブロックできない」に戻される。
そして、2009年7月11日のオラクル更新で、プレインズウォーカーへの攻撃に対して機能しなかったことから誘発条件が「Ydwen Efreetがブロックするたび」に、「ブロックできない」は「戦闘から取り除く」に変更され、「この戦闘でYdwen Efreetがブロックしており、別のクリーチャーにブロックされた状態になっていないクリーチャーは、ブロックされていない状態になる。」の一文が追加された。
しかし、印刷時と全然近くないという指摘のメールが多かったため、2009年10月のオラクル更新で、戦闘から取り除いた後に「このターンブロックできない」効果ももたらすように変更された。