焼夷の命令/Incendiary Command
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ソーサリー
以下から2つを選ぶ。
・プレイヤー1人かプレインズウォーカー1体を対象とする。焼夷の命令はそれに4点のダメージを与える。
・焼夷の命令は、各クリーチャーにそれぞれ2点のダメージを与える。
・基本でない土地1つを対象とし、それを破壊する。
・各プレイヤーは自分の手札にあるカードをすべて捨て、その後同じ枚数のカードを引く。
1・2番目の火力のモードは説明の必要はないだろう。これらを選べば蒸気の突風/Steam Blastの変形版と見ることができる。ほかのモードが少々特殊であるため、これが主な使い方となるだろうが、それだと威力の割に若干重いのがネックか。スタンダードで硫黄破/Sulfurous Blastや火山の流弾/Volcanic Falloutと共存しているのも逆風。
特殊地形破壊は、少なくともアドバンテージの損失は起きないという意味ではこのカードにとっては貴重なモード。土地破壊は中途半端に行っても意味が薄いが、ミシュラランドやウルザの工廠/Urza's Factoryなどの影響力の大きい土地を破壊できれば御の字だろう。多色デッキ相手なら、相手の色マナ供給が充分でない時に追撃のような使い方も可能だろう。
変化の風/Winds of Changeに似た4番目のモードだが、これ単体ではアドバンテージを失うという事もあり使いづらさは否めない。命運の輪/Wheel of Fateと共に、なんらかのコンボに使える可能性は考えられる。またバーンにとっては、中盤過ぎの土地をいくばくかの火力に変換できるため、息切れ防止も期待できる。
総じて、重さとアドバンテージの取りにくさが目立つ扱いにくいカードであり、構築での採用率は低かった。リミテッドでは2・3番目のモードがそれなりに優秀で、また状況によっては1番目のモードがとどめとなったりプレインズウォーカー対策になったりもするので悪くはない。
関連カード
サイクル
ローウィンの命令サイクル。4つのモードから2つを選ぶ。スカージの命令サイクルとは別である。
- 質素な命令/Austere Command
- 謎めいた命令/Cryptic Command
- 不敬の命令/Profane Command
- 焼夷の命令/Incendiary Command
- 原初の命令/Primal Command