ハングマン/Hangman
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ハングマン/Hangman (黒)クリーチャー ― 人間(Human)・悪人(Villain)
ハングマンが戦場に出るに際し、6から8文字の単語を秘密裏に記録する。
(1):ハングマンをコントロールしていないプレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは記録された単語か、その単語に含まれていてまだ推測されていない文字を推測する。その推測が外れていたなら、ハングマンの上に+1/+1カウンターを1個置く。どのプレイヤーもこの能力を起動できる。
プレイヤーが記録された単語かその全ての文字を推測したとき、ハングマンを生け贄に捧げる。
アーティスト:Alex Konstad
同名の言葉当てゲーム、「ハングマン」を開催する悪人。その内容とはイラストにあるようにアルファベットを一文字ずつ推測し、コントローラーがどんな単語を記録したかを見破れば生け贄に捧げることができるというもの。
何はなくとも肝心なのは単語のチョイス。参考までにETAOIN_SHRDLUという言葉があり、これらに含まれない文字が多い方が望ましい。逆にXなどマイナーな文字ならなかなか選ばれないだろうが、それを含む単語を記録していた場合候補が少なすぎて簡単に絞られてしまう、ということも。同じ文字を複数含む単語だとその文字を当てられれば弱いものの、それまではまともに推測すらできないため独自の強みがある。
推測の機会はオールプレイ能力なので誰でも起動可能。序盤はコントローラーがサイズを上げるために起動し、育ってきたら対処のために対戦相手が積極的に起動するだろう。不安定といえば不安定だが、あなたの語彙次第ではなかなか有力なマナの注ぎ込み先になる。
マジックで登場する単語にも意外と有力なものは多い。クリーチャー・タイプならゾンビ(Zombie)やスフィンクス(Sphinx)、簡単な文字が逆にトリッキーに働くアバター(Avatar)やイフリート(Efreet)なども興味深い。キーワード能力なら増幅(Amplify)や暗号(Cipher)辺りが狙い目。カード名から取るなら「Zephyr」(西風のスプライト/Zephyr Sprite)・「Voodoo」(呪いの人形/Voodoo Doll)なんかを選んでやれば、相手は頭を抱えるだろう。
- 一応使用する言語自体はどれでも構わないのだが、英語が推奨されている。ほぼ文字数が倍の日本語でもかなり難易度は上がるし、絞り込みが異様に困難な中国語なんかで始めたら日が暮れてしまう。
- 文字大魔術師の杖/Staff of the Letter Magusと違って単語自体はマジックが翻訳されていないものでも構わないため、タイ語やアラビア語を選ぶことも可能ではある。即座に除去が飛んできかねないが…
- 元のゲームではHangmanの名に違わず、推測が外れると首を吊られた人間の絵が一角ずつ描かれていく。放っておいたらそのうち死人が出るのはこちらも同様である。
- マジック内で明確なルールがある別のゲームを始めるという点では、Spark Fiendの後輩に当たる。