トレストの使者、レオヴォルド/Leovold, Emissary of Trest
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伝説のクリーチャー — エルフ(Elf) アドバイザー(Advisor)
各ターン、各対戦相手はそれぞれカードを2枚以上引くことができない。
あなたかあなたがコントロールするパーマネントが、対戦相手がコントロールする呪文か能力の対象になるたび、あなたはカードを1枚引いてもよい。
コンスピラシー:王位争奪で登場した伝説のエルフ・アドバイザー。
1つ目の能力は、対戦相手のみ過剰なドローを禁止する。対戦相手が統治者になっても無意味にできるほか、Timetwister系リセットドローと相性が良い。自分だけ消耗した手札をリセットしつつ、対戦相手の手札を1枚にすれば悶絶もののアドバンテージを得られる。
2つ目の能力は擬似的な除去耐性。範囲がすべてのパーマネントとプレイヤーまで及ぶので、タッパーや本体火力まで使うことをためらわせることができる。単体除去はもちろんのこと、布告などもプレイヤーを対象に取ることがほとんどのため、一度着地してしまえばカード・アドバンテージを失わずに対処することは困難。
レガシーでは各種手札破壊や渦まく知識/Brainstorm、リシャーダの港/Rishadan Port、果てはレオヴォルド自身へのカラカス/Karakasなど、かなり広範囲に対する対策になる。それまでミッドレンジが弱点としていた軸の違うデッキやコンボデッキに弱いという点はこれの登場によって改善された。青黒赤緑コントロールでは中核カードとして活躍しており、この名を冠して「4Cレオヴォルド」と呼ばれている。
さらに強力なドローの跋扈するヴィンテージにおいてもMoxなどのサポートで使われる。環境柄クリーチャーへの全体除去をほぼ見ないので、出てしまえばほぼ確実にアドバンテージを得ることが出来る。特にストームデッキのフィニッシャーに使われることの多い苦悶の触手/Tendrils of Agonyに対しては、ストームが解決されて大量の呪文のコピーが生成されると、それらが解決される前に大量のドローが行えるため相性が良い。精神壊しの罠/Mindbreak Trapを引ければまとめて対処できるし、ストーム数がぎりぎりなら意志の力/Force of Willなどでも助かるかもしれない。
- 点数で見たマナ・コストが3以下である初めての黒緑青の伝説のクリーチャーであり、このカードの登場によりタイニー・リーダーズにおいて3色の組み合わせすべての統率者が出揃った。
- レオヴォルド登場時点では無色の統率者がまだ存在しなかったが、その後ギラプールの希望/Hope of Ghirapurが登場した。
- 通常の統率者戦では、2017年4月24日に禁止カードに指定された。
- 2枚目以降のカードは、引くこと自体が禁止されるので、引くことを置換した行動をとることもできない(CR:614.17c)。例えば、カードを引くことを発掘で置換することなどができなくなる。
ストーリー
レオヴォルド/Leovoldは都市国家トレスト/Trestからパリアノ/Palianoに派遣されたエルフの大使。随員たちを用いて諜報活動を行いながら、パリアノの権力争いを楽しんでいる。
詳細はレオヴォルド/Leovoldを参照。