稲妻のらせん/Lightning Helix

提供:MTG Wiki

2018年9月5日 (水) 23:31時点におけるMelee (トーク | 投稿記録)による版
移動: 案内, 検索

Lightning Helix / 稲妻のらせん (赤)(白)
インスタント

1つを対象とする。稲妻のらせんはそれに3点のダメージを与え、あなたは3点のライフを得る。


の得意な火力と、の得意なライフ回復を合わせた、非常にシンプルな呪文

効果としては稲妻/Lightning Bolt治癒の軟膏/Healing Salveの回復モードといった感じで、その結果、に多いドレイン呪文のようなカードになった。5マナソーサリーである本質の吸収/Essence Drainと全く同じ効果を2マナのインスタントで得ることができ、そのコスト・パフォーマンスは凄まじい。そもそも2マナ3点のインスタントというだけでも火力としては十分に一級品であり、そのうえに強力なオマケがつくのだから多色カードゆえの色拘束を加味しても破格の性能である。

特に対戦相手のクリーチャーを焼きつつライフを回復できる(=より長く時間を稼げる)ため、守りの場面で強力であることから、カウンターバーントリコロールなどと相性がいい。もちろんブロッカーや対戦相手本体を狙う攻めの火力としても有用。要は状況問わず便利な万能カードであって、実際にBoros Deck WinsZooなどのビートダウンからトリコロールセプターチャントなどのコントロールまで、またスタンダードからエクステンデッドモダンエターナルまで、アーキタイプ環境も問わずにあらゆるボロスカラーを含むデッキで満遍なく活躍を見せている。

開発秘話

このカードの開発に際して時間がかかった部分は、デザインそのものではなく、これを印刷すべきかどうかについての議論であった。それぞれの効果は赤白らしいものであったが、それらを合わせた結果ドレイン呪文のようになったことで、「赤と白を組み合わせて、黒単色で通常していることをするのは許されるのだろうか」という疑問が生まれたのである。

「ラヴニカ」のデザイン・チームは許されると考えたが、これは奈落全体での議論になり、熱のこもった議論が全体会議で1時間にも渡って繰り広げられた。最終的にこのデザインについて説得力のある反論を誰もできず、一番の反論も、おかしい「気がする」というものだった。Mark Rosewaterは、それぞれの要素が色の役割にふさわしいものであり、ユーザーも受け入れるだろうとこの反論を却下し、このカードは世に出ることになった。そして実際、このカードは広く受け入れられたのである[3]

参考

  1. Topdeck of the Century(Youtube マジック・ザ・ギャザリング公式チャンネル)
  2. Balancing for Fun/楽しさのためのバランス調整(Latest Developments 2013年5月3日)
  3. As Good as Gold/金のようにMaking Magic -マジック開発秘話- 2018年9月4日)
MOBILE