トレンチ
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トレンチ(Trench)
インベイジョン・ブロックでアポカリプスが登場してから出現した、ゴブリンの塹壕/Goblin Trenchesをエンドカードにしたパーミッション系コントロールデッキ。 石田格がグランプリ神戸01で使用し、優勝したことにより一躍有名になった。→*1 名前の由来はゴブリンの塹壕/Goblin Trenchesから。 もとはインベイジョン・ブロック構築のデッキだが、スタンダードでも使用されていた。→*2 またエクステンデッドや、さらにはレガシーでも使用され、かなりの成績を残す事がある。アーキタイプそのものが優れていれば、どのような環境でも生き残れる見本である。
エンチャント
(2),土地を1つ生け贄に捧げる:赤であり白である1/1のゴブリン(Goblin)・兵士(Soldier)クリーチャー・トークンを2体生成する。
インスタント
1つか2つのクリーチャーとプレインズウォーカーとプレイヤーの組み合わせを対象とする。火は、それらに2点のダメージを望むように割り振って与える。
Ice / 氷 (1)(青)インスタント
パーマネント1つを対象とし、それをタップする。
カードを1枚引く。
インベイジョン・ブロックが使用可能だった時期は優秀な火力、カウンター、ドローカードが山ほどあり、それらを使用していることからグッドスタッフのような印象を受ける。
デッキカラーは青白赤のいわゆるトリコロールカラーであり、神の怒り/Wrath of God等のリセット、ウルザの激怒/Urza's Rage、火+氷/Fire+Ice等の火力、対抗呪文/Counterspell、吸収/Absorb等のカウンター、そしてバウンスとドロー、フィニッシャーのゴブリンの塹壕/Goblin Trenchesで構成される。
基本はノンクリーチャーで(ゴブリンの塹壕/Goblin Trenchesはクリーチャーとも言えなくは無いが)、相手のクリーチャー除去カードを腐らせる事が出来る。
スタンダードだと別に珍しくもないが、ほぼ全てのデッキが何かしらの形でクリーチャーを使用していたインベイジョン・ブロック構築ではこのメリットはかなり大きい。
それで相手が除去をサイドボードに引き上げた所に、サイドボードから投入した翻弄する魔道士/Meddling Mage、稲妻の天使/Lightning Angel、ラッカボルバー/Rakavolver等が襲い掛かるという、アグレッシブ・サイドボーディングも使用された。
- 今でこそトレンチにラッカボルバー/Rakavolverは常識であるが、元は石田氏の「現地でトレードして稲妻の天使/Lightning Angelを手に入れよう」と言うアバウトな考えが外れてしまったため、「代理で」投入されたと言う逸話がある。
結果的にはそれが大正解だったようだが…。
インベイジョン・ブロック構築版 [#IBC]
メインデッキ | サイドボード | ||
---|---|---|---|
クリーチャー (0) | 1 | ラッカボルバー/Rakavolver | |
呪文 (34) | 4 | 翻弄する魔道士/Meddling Mage | |
3 | 回避行動/Evasive Action | 2 | 稲妻の天使/Lightning Angel |
4 | 除外/Exclude | 2 | 撹乱/Disrupt |
4 | 排撃/Repulse | 4 | 反論/Gainsay |
4 | 嘘か真か/Fact or Fiction | 2 | デアリガズの息/Breath of Darigaaz |
4 | ウルザの激怒/Urza's Rage | ||
4 | 吸収/Absorb | ||
4 | 予言の稲妻/Prophetic Bolt | ||
3 | ゴブリンの塹壕/Goblin Trenches | ||
4 | 火+氷/Fire+Ice | ||
土地 (26) | |||
4 | 平地/Plains | ||
6 | 島/Island | ||
4 | 山/Mountain | ||
4 | 沿岸の塔/Coastal Tower | ||
4 | シヴの浅瀬/Shivan Reef | ||
4 | 戦場の鍛冶場/Battlefield Forge |
- 最初に登場したインベイジョン・ブロック構築仕様のもの。
スタンダード版 [#Standard]
- 備考
- グランプリサンパウロ02 ベスト4 (参考)
- 使用者:Luis Massaro
- フォーマット
- こちらはスタンダード仕様のもの。
ブロック構築のものと同様アグレッシブ・サイドボーディングの手法が採られている。