九つの命/Nine Lives
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エンチャント
呪禁
発生源1つがあなたにダメージを与えるなら、そのダメージを軽減し、九つの命の上に具現(incarnation)カウンターを1個置く。
九つの命の上に具現カウンターが9個以上あるとき、これを追放する。
九つの命が戦場を離れたとき、あなたはこのゲームに敗北する。
「A cat has nine lives(猫に九生あり)」ということわざを体現するLichや卓絶/Transcendenceの流れを汲む延命エンチャント。その名の通り、9回ダメージを軽減してくれるが、9回目のダメージを受けると敗北してしまう。
単純な延命として考えても、1回あたり2点のダメージでライフ18相当、3点で27相当となるため、対戦相手が1点のダメージを多用しないなら結構な延命になるだろう。
これ自身が除去されてしまえば即敗北となるペナルティ能力が困りものだが、呪禁があるので単体除去への耐性がある。
また、数回のダメージで勝利できるのならばデメリットは関係ない。戦慄衆の指揮/Command the Dreadhordeなど、デメリットがダメージであるカードと組み合わせたい。
対戦相手にコントロールを渡し、その状態で除去すれば勝利できる。猫好きなら無害な申し出/Harmless Offeringとコンボを狙いたいところだが、この場合は呪禁が逆にデメリットとなるため、除去手段に工夫が必要。
- 増殖は呪禁に影響されずにカウンターを増やせるため天敵。逆に対戦相手に渡す目的なら有効な勝利手段となる。
- フレーバー的にはドラゴン変化/Form of the Dragonの亜種と言えるかもしれない。
ルール
- 軽減効果は発生源1つにつき1回行われるため、複数のクリーチャーから同時に戦闘ダメージを受けた場合はクリーチャーの数だけ具現カウンターが置かれる。
- ダメージが軽減できなくても、具現カウンターは置かれる。
- 9個以上具現カウンターが置かれていると追放される能力は状況誘発型能力である。崇高な天啓/Sublime Epiphanyなどで打ち消しても、条件を満たしている限り何度でも誘発する。
イラスト
中央にイエネコが描かれ、空には別の人生であろう8匹の猫の顔が描かれている(イラスト)。
空に描かれた8匹の猫はいずれもマジック:ザ・ギャザリング歴代の猫キャラクターである[1][2]。左上段から黄金のたてがみのジャザル/Jazal Goldmane(イラスト)、コイルの破壊者、マリーシ/Marisi, Breaker of the Coil(イラスト)、孤児護り、カヒーラ/Kaheera, the Orphanguard(イラスト)、世界の咆哮、アラーボ/Arahbo, Roar of the World(イラスト)、左下段に移ってネコルーの女王、ワシトラ/Wasitora, Nekoru Queen(イラスト)、エフラヴァのジェディット・オジャネン/Jedit Ojanen of Efrava(イラスト)、ウェザーライトの決闘者、ミリー/Mirri, Weatherlight Duelist(イラスト)、王の摂政、ケンバ/Kemba, Kha Regent(イラスト)が描かれている。
参考
- ↑ @abigbat(Paul Scott CanavanのTwitter)
- ↑ The legendary cats of Nine Lives(Cards Realm)