血なまぐさい結合/Sanguine Bond
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回復をプレイヤーへのドレインに変えるエンチャント。単体では何もしないので、必然的に他のカードとの併用を前提に考えることとなる。
一般にライフを回復するカードはライフを失わせるカードより軽いので、効率よくドレインできる。例えば緑マナと白マナの両方を支払ったアケノヒカリの注入/Dawnglow Infusionは、Xの2倍ものライフを失わせられる。もちろん黒に多いドレインをそのまま使うのも有効。
リミテッドでの運用は難しいが、黒のドレインと白の回復カードがあればこれを中心にデッキを組むのも面白い。一方構築では色々なコンボができそうなカードである。例えば、Illusions of Grandeurを出せば対戦相手を一撃で倒すことも可能だろう。また、極上の血/Exquisite Bloodとの無限ループコンボも有名。
アラーラの断片ブロックとゼンディカー・ブロックが使えた時期のスタンダードでは、陽の泉の探検/Sunspring Expeditionや疲弊の休息/Rest for the Wearyなどの軽くて回復量の多いカードと併用したり、むかつき/Ad Nauseamでライフを大量に失ってから汚れた印章/Tainted Sigilを使って元のライフまで戻すことで一気に回復したりするシナジーを利用するファンデッキが存在した。
- 置換効果ではないので複数枚来ても腐ることはない。
- 絆魂を持ったクリーチャーで攻撃してブロックされなかった場合、対戦相手のライフをパワーの2倍分減らすことができる。
- 強請との相性も良好。白マナか黒マナ1点で自分は1点のライフゲイン、相手には2点のライフロスを押し付けることができる。特に盲従/Blind Obedienceとの相性は群を抜いている。エンチャントであるが故の除去耐性、対戦相手のクリーチャーがタップ状態で戦場に出ることによる時間稼ぎなど噛みあう点は多い。
- 基本セット2014のリミテッドでは死の大魔術師の杖/Staff of the Death Magusなどの各種杖サイクルと同時に出せれば、色の一致したカードが全て1点ドレインへと化ける。ただ作動するのが6ターン目以降というのは若干悠長か。