基本土地
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基本土地/Basic Landとは、特殊タイプ「基本」を持つ土地のこと。
Snow-Covered Plains / 冠雪の平地
基本氷雪土地 — 平地(Plains)
基本氷雪土地 — 平地(Plains)
基本土地は4枚制限ルールの制約を受けないため、英語で同名のカードを5枚以上1つのデッキに入れてもよい。
基本土地タイプを持つかどうかは、基本土地かどうかとは無関係である。基本土地タイプを持たない基本土地が存在していてもよい(→荒地/Wastes)し、基本土地タイプを持つ基本でない土地が存在していてもよい(→デュアルランドなど)。
- リミテッドでは平地/Plains、島/Island、沼/Swamp、山/Mountain、森/Forestの5種類の基本土地が任意の枚数支給される。それら以外の基本土地(冠雪の平地/Snow-Covered Plainsや荒地/Wastesなど)は支給されない。
- 基本土地は大抵のカード・セットに収録されており、それらのブースターパックやトーナメントパック、ファットパック、構築済みデッキなどに封入されている。ブースターパックの項目も参照のこと。
- たびたび、「基本土地はどんなフォーマットでも使用できる」という特別なルールが存在すると勘違いされることがあるが、そのようなルールはない。平地/Plainsや島/Islandがスタンダードで使えるのは、他の再録カードと同様、スタンダードで使えるカード・セットの中のいずれかにそれらのカードが再録されているからに過ぎない。基本氷雪土地や荒地/Wastesが(使用できるセットに収録されていない限り)使用できないのも同様である。
基本土地一覧
現在、基本土地であるカードは以下の11種類。
- 冠雪の平地/Snow-Covered Plains
- 冠雪の島/Snow-Covered Island
- 冠雪の沼/Snow-Covered Swamp
- 冠雪の山/Snow-Covered Mountain
- 冠雪の森/Snow-Covered Forest
その他
- アングルードやゼンディカーなど、いくつかのカード・セットにはカード全面にイラストが印刷された基本土地(フルアート基本土地)が収録されている(カード画像)。逆に全面が文章欄のフルテキスト基本土地も存在する[1]。
- 神河物語やエルドラージ覚醒など、いくつかのカード・セットの基本土地はコレクター番号順に並べると1枚の絵になる。
- 以前は「基本地形」、第8版のタイプ行でのみ「土地(基本地形)」と訳されていたが、第9版から現在の訳に変更された(ただし、それ以前から日本語版総合ルールでは変更されていた)。
- 「基本地形/Basic Land」という表現が当たり前に使われる一方で、第8版より以前の基本土地カードのタイプ行には「土地/Land」とだけ表記され、特殊タイプの「基本」も、土地タイプの表記もなかった(画像)。ウルザランドや砂漠/Desertに土地タイプが加えられたのも後年のことで、それまではルールによって「土地はカード名と同じ土地タイプを持つ」と定められていた。デュアルランドや棲み家のように特定の土地タイプを持つカードは、ルール文章にその旨が書かれていた。
- 上記11種の他に、構築で使用できず総合ルールでもサポートされない基本土地としてBarry's Landがある。
デザインの変遷
かつての基本土地カードは通常のカードと同様に、文章欄にマナ能力が記述されていた。初心者向けセットのポータルシリーズで現在のようにマナ・シンボルが大きく印刷されたデザインが登場し、第6版以降これが定着した[2]。
- 直感的に判りやすくなった反面、初心者にルールを勘違いさせる原因になるとして、現在でもこの変更の是非は議論されている[3]。
脚注
- ↑ Now Entering Dr. Lair's Secretorium Superdrop(Daily MTG 2021年4月22日)
- ↑ Evolution of the Basic Land(Daily MTG 2015年10月6日)
- ↑ 過ぎ去りし日々(Making Magic 2014年5月12日)