常智のリエール/Rielle, the Everwise
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伝説のクリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)
常智のリエールは、あなたの墓地にありインスタントやソーサリーであるカード1枚につき+1/+0の修整を受ける。
各ターン内で初めてあなたがカードを1枚以上捨てるたび、その枚数に等しい枚数のカードを引く。
捨てたカードを同数のドローで補填してくれる伝説の人間・ウィザード。魔心のキマイラ/Spellheart Chimera系列のクリーチャーと同等の、墓地のインスタントとソーサリーの枚数でパワーが上昇する能力も持つ。
デッキこそ選ぶが、捨てた分を帳消しにしてくれるドロー能力が非常に強力。能動的に手札を捨てる各種手段と非常に相性が良く、大きなカード・アドバンテージをもたらしてくれる。例えば安堵の再会/Cathartic Reunionであれば2マナ5ドロー、しかも打ち消されてもアドバンテージ損なしの凶悪カードに一変する。ルーターやサイクリングのような、本来アドバンテージを得られない「手札入れ替え」系効果がドロー手段に早変わりし、対戦相手の手札破壊は水の泡となる。パワー強化の能力も手札を捨てる手段と噛み合い、システムクリーチャーでありながら戦闘も十分にこなせるという高いポテンシャルを持つ。
スタンダードではイゼット・フェニックスに採用されている。王家の跡継ぎ/The Royal Scionsや安堵の再会/Cathartic Reunionとの併用によりドローエンジンとして活躍しつつ、高パワーのアタッカーも務める。ローテーション後は小道により色マナの融通が利くようになったサイクリングデッキで夢の巣のルールス/Lurrus of the Dream-Denを外して採用されることがある。アタッカーとしては天頂の閃光/Zenith Flare同様墓地対策に弱いという欠点があるものの、型破りな協力/Improbable Allianceやアイレンクラッグの紅蓮術師/Irencrag Pyromancerの能力を対戦相手のターンでもサイクリング1回で誘発させることができる。
ルール
- 呪文や能力の追加コストや代替コストとしてカードを捨てたことでリエールの能力が誘発したならば、リエールの能力はその呪文や能力より先に解決される。
- 効果の一部としてカードを捨て、それによりリエールの能力が誘発したならば、それがスタックに積まれるのは次に優先権が発生したときである。
- 効果の最中に複数回カードを捨てるイベントが発生したとしても、一連の効果の中で最初に捨てられたものだけが対象となる。解決中にスタックに積まれることはないが、そのイベントが発生した時点で能力は誘発している。
- 例:殺戮の焚きつけ/Kindle the Carnageで何回カードを捨てたとしても、リエールの能力で引けるのは1枚だけである。
- 効果の最中に複数回カードを捨てるイベントが発生したとしても、一連の効果の中で最初に捨てられたものだけが対象となる。解決中にスタックに積まれることはないが、そのイベントが発生した時点で能力は誘発している。
- あなたが上限を超える枚数の手札を抱えた状態でクリンナップ・ステップを迎え、それによってそのターン内で初めて手札を捨てるならば、その際にもリエールの能力は誘発し、優先権が発生する。その後スタックが空になり、すべてのプレイヤーが優先権をパスしたならば、再びクリンナップ・ステップが開始される。
- 捨てたカードがマッドネスを持っている場合、それは一度追放領域を経由するが、それを唱えても唱えなくても捨てた枚数に含まれる。
関連カード
サイクル
イコリア:巨獣の棲処の伝説の人間サイクル。いずれも対抗色2色。稀少度は神話レア。
- ドラニスのクードロ将軍/General Kudro of Drannith(白黒)
- 常智のリエール/Rielle, the Everwise(青赤)
- 怪物の災厄、チェビル/Chevill, Bane of Monsters(黒緑)
- 軍団のまとめ役、ウィノータ/Winota, Joiner of Forces(赤白)
- 眷者の神童、キナン/Kinnan, Bonder Prodigy(緑青)
ストーリー
リエール/Rielleはイコリア/Ikoriaの荒野に生きる賢者。人間の女性。ビビアン/Vivienに頂点の怪物の伝説など多数の知識を授けた。
詳細はリエール/Rielleを参照。