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イゼット・フェニックス (Izzet Phoenix) は、弧光のフェニックス/Arclight Phoenixをキーカードとする青赤デッキ。ラヴニカのギルド参入後のスタンダード環境と、フォーマット制定直後からのパイオニア環境、ストリクスヘイヴン:魔法学院参入後のヒストリック環境に存在する。
嘗てはイゼット・ドレイク(Izzet Drakes)、イゼット・スペル(Izzet Spells)とも呼ばれたが、現在パイオニアやヒストリックで存在感を示している構築にドレイクの採用例は少ない。イゼット・ドレイクも参照。
[編集] 概要
Arclight Phoenix / 弧光のフェニックス (3)(赤)
クリーチャー — フェニックス(Phoenix)
飛行、速攻
あなたのターンの戦闘の開始時に、このターンにあなたがインスタントかソーサリーである呪文を3つ以上唱えていた場合、あなたの墓地から弧光のフェニックスを戦場に戻す。
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何らかの手段で弧光のフェニックス/Arclight Phoenixを墓地に送り、選択/Optやショック/Shockなどの軽いドロー呪文や火力呪文を連打してこれを戦場に戻す。
[編集] スタンダード
Crackling Drake / 弾けるドレイク (青)(青)(赤)(赤)
クリーチャー — ドレイク(Drake)
飛行
弾けるドレイクのパワーは、追放領域かあなたの墓地にあり、あなたがオーナーであり、インスタントかソーサリーであるカードの枚数に等しい。
弾けるドレイクが戦場に出たとき、カードを1枚引く。
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航路の作成/Chart a Course、急進思想/Radical Ideaの再活、発見/Discoveryの諜報などで弧光のフェニックス/Arclight Phoenixを墓地に送り込む。
その他のクリーチャーとしては、呪文連打の補助となるゴブリンの電術師/Goblin Electromancer、素早いサイズアップを狙える弾けるドレイク/Crackling Drakeや奇怪なドレイク/Enigma Drakeが採用される。さらに軽量に寄る場合は静電場/Electrostatic Fieldでダメージを稼ぐゼロックスに近い構成もある。
ラヴニカのギルド期に大きく数を増やし活躍したが、環境が固まるにつれて徐々に弧光のフェニックスを採用しないイゼット・ドレイク型が数を増やしていった。ラヴニカの献身参入後はイゼット・ドレイク型が主流になったものの、ミシックチャンピオンシップクリーブランド19でフェニックスを採用した型が良い成績を残したことで再び注目が集まった。
灯争大戦では約束の終焉/Finale of Promiseや覆いを割く者、ナーセット/Narset, Parter of Veils、崇高な工匠、サヒーリ/Saheeli, Sublime Artificerを獲得。ナーセットは出されるだけでほぼ行動不能に陥る最悪のメタカードなので登場自体はむしろ逆風であり、夢を引き裂く者、アショク/Ashiok, Dream Renderで墓地対策も容易になったりと弱点は増したが、プレインズウォーカーが飛び交う環境において突破力の高さが有効に働きやすく、性質上自分のメイン・フェイズで行動するので時を解す者、テフェリー/Teferi, Time Ravelerも約束の終焉以外はほぼ影響なし、と環境との親和性が高く、引き続き一定の結果を残した。
Rielle, the Everwise / 常智のリエール (1)(青)(赤)
伝説のクリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)
常智のリエールは、あなたの墓地にありインスタントやソーサリーであるカード1枚につき+1/+0の修整を受ける。
各ターン内で初めてあなたがカードを1枚以上捨てるたび、その枚数に等しい枚数のカードを引く。
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ローテーション後は目立った結果を残せずにいたが、イコリア:巨獣の棲処参入後はスプライトのドラゴン/Sprite Dragon、常智のリエール/Rielle, the Everwise、安堵の再会/Cathartic Reunion、雷猛竜の襲撃/Blitz of the Thunder-Raptorと多数のカードを獲得し、復権を果たした。
[編集] サンプルリスト
[編集] 青赤
[編集] タッチ白
[編集] ラヴニカの献身後
Izzet Phoenix by Luis Scott-vargas [3]
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[編集] 灯争大戦後
- 備考
- Standard Premier #11861749 on 05/04/2019 優勝(参考)
- 使用者:Schiaveto
- フォーマット
[編集] イコリア:巨獣の棲処後
- 備考
- Standard Challenge #12138050 on 04/18/2020 ベスト8(参考)
- 使用者:aManatease
- フォーマット
[編集] ヒストリック
Expressive Iteration / 表現の反復 (青)(赤)
ソーサリー
あなたのライブラリーの一番上からカード3枚を見る。それらのうち1枚をあなたの手札に加え、それらのうち1枚をあなたのライブラリーの一番下に置き、それらのうち1枚を追放する。このターン、あなたはその追放されたカードをプレイしてもよい。
ヒストリック環境では、ストリクスヘイヴン:魔法学院で表現の反復/Expressive Iteration、信仰無き物あさり/Faithless Looting、渦まく知識/Brainstormなどの強力な軽い呪文を手に入れたことで登場するようになった。
弧光のフェニックス/Arclight Phoenix以外のクリーチャーとしては、スプライトのドラゴン/Sprite Dragonや嵐翼の精体/Stormwing Entity、帳簿裂き/Ledger Shredderなどが採用される。
[編集] サンプルリスト
[編集] 登場直後
[編集] イニストラード:真夜中の狩り後
[編集] ニューカペナの街角後
[編集] パイオニア
パイオニア環境にも存在している。多くのフォーマットで禁止カードに指定されている宝船の巡航/Treasure Cruiseが使用可能だというのが他フォーマット版との明確な相違点となっている。
Ledger Shredder / 帳簿裂き (1)(青)
クリーチャー — 鳥(Bird) アドバイザー(Advisor)
飛行
プレイヤー1人が各ターンの自分の2つ目の呪文を唱えるたび、帳簿裂きは謀議する。(カード1枚を引き、その後カード1枚を捨てる。あなたが土地でないカードを捨てたなら、このクリーチャーの上に+1/+1カウンター1個を置く。)
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ニューカペナの街角で帳簿裂き/Ledger Shredderが登場すると、墓地肥やし要員兼サブアタッカーとして投入されるようになり、表現の反復/Expressive Iterationを禁止改定で失ったにもかかわらず環境に残り続けた。エルドレインの森では錠前破りのいたずら屋/Picklock Pranksterと手練/Sleight of Handを手に入れ大きく強化された。その後もプロフトの映像記憶/Proft's Eidetic Memory、美術家の才能/Artist's Talentといった新戦力が供給され続けており、パイオニアを代表するデッキの一つとなっている。
[編集] サンプルリスト
[編集] 初期型
- 備考
- Pioneer Challenge #12000548 on 10/27/2019 準優勝(参考)
- 使用者:Nammersquats
- フォーマット
[編集] イニストラード:真夜中の狩り後
- 備考
- Pioneer Challenge #12344231 on 10/03/2021 優勝(参考)
- 使用者:O_danielakos
- フォーマット
Izzet Phoenix(Pioneer) [10]
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[編集] エルドレインの森後
- 備考
- Pioneer Challenge 64 on 01/14/2024 準優勝(参考)
- 使用者:matiaskm
- フォーマット
[編集] ブルームバロウ後
- 備考
- Pioneer Challenge 32 on 11/22/2024 優勝(参考)
- 使用者:O_danielakos
- フォーマット
Izzet Phoenix(Pioneer) [12]
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[編集] 参考