タイヴァー・ケル/Tyvar Kell (ストーリー)

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タイヴァー・ケル/Tyvar Kellカルドハイムのキャラクター。カードとしてはカルドハイムのタイヴァー・ケル/Tyvar Kellが初出。

目次

解説

カルドハイム/Kaldheim出身のエルフ/Elfプレインズウォーカー/Planeswalker。男性。赤褐色の髪と尖った耳を持つ。露出した筋骨隆々の上半身には、星界の大蛇コーマ/Komaを象った紫の刺青が彫られている(イラスト1イラスト2)。

分断された種族の再統一を果たしたエルフの王、ヘラルド/Haraldの弟で、生涯のほとんどを兄の影の中で生きてきた。名高い兄の存在は彼に多少の嫉妬や憤りを感じさせるかもしれないが、ヘラルドという模範はタイヴァーに栄光を求めさせ、思いついたことはほとんど何でも達成できるという不合理な自信を焚きつけた。彼は自分の物語をカルドハイムで最も偉大な英雄たちの物語に並ぶ(あるいは超える)ものにすると心に決めており、自らの英雄的行為の話に耳を傾けてくれる者なら誰であれ、恥ずかしげもなく語って聞かせる。彼はカリスマ的で生意気だ――傲慢と言う者もいるかもしれない――だがその自慢の下には、善良な心と寛大な精神がある。タイヴァーは確かに自分自身の伝説を築き上げることに夢中になっているが、同時に名声に対する独特な関係を有している。彼の見方では、栄光という名の上げ潮はすべての舟を持ち上げるのだ。壮大な戦いの後、彼は自分自身の功績を自慢する(そうすることは疑いないだろう)のと同じくらいの確率で、仲間を称える歌を歌う。彼は実際、古典的な外向性を有しており、戦士たちの間の友情を楽しんでいる。彼は仲間を積極的に探し求めている。隣で戦ってくれる仲間、そしてその後の輝かしい勝利を祝う一杯を(あるいは三杯くらいを)分かち合う仲間を。

言うまでもなく、タイヴァーは白兵戦における恐るべき戦士である。だが他のエルフの戦士と一線を画しているのは、彼自身の肉体と周囲の環境を変容させる能力だ。彼は自然の物質(自分自身を含む)を他の自然素材に変化させることができる。ただし、それらの物質同士が近くにある場合に限って。このために彼は周囲の自然界をとりわけ意識しており、環境を地の利とするための特別なコツを有している。彼は防御のために石の鎧で体を覆ったり、組みつきから逃れるために棘を生やしたり、(もちろん、近くにあればだが)融けた溶岩を身に纏ったりするかもしれない。あるいは、同じ溶岩を冷やし黒曜石の道を作って危険な地形を通り抜けたり、敵の足元の地面から棘を生やしたりするかもしれない。タイヴァーの能力は非常に柔軟だが、すぐに手に入る自然の地形の種類に縛られている。このことからタイヴァーは戦闘における自然の即興演奏者となり、そして彼は戦いが要求する創造性を楽しんでいる。

カルドハイム

ヴァルキー/Valkiを追ってノットヴォルド/Gnottvoldにやってきたタイヴァーは、ヴァルキーの正体を暴いた女戦士がトロール6体相手に苦戦する様を目の当たりにする。タイヴァーは得意の自然を波及させる魔法を使い、トロールを次々に石化させて窮地を凌いだ。

現状の共有を行ったあと、タイヴァーは視線に気づく。首飾りの一つに興味を惹かれた様子であった彼女に、自身の冒険を自慢げに語るタイヴァー。「英雄譚にも語られていない、とある辺境の領界で見つけたものだ。確かその名は――」

ゼンディカー/Zendikar」 タイヴァーの言葉をその戦士、ケイヤ/Kayaは遮った。「びっくりした。あなたプレインズウォーカーなのね」 自信が揺らいだ。「その、プレインズウォーカー、とは何だ?」

登場

登場カード

イラストに登場

カルドハイム
スケムファーのための闘争/Struggle for Skemfar騙し屋の崩落/Fall of the Impostor(象嵌)

登場作品・登場記事

参考

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