大天使の光/Archangel's Light
提供:MTG Wiki
Archangel's Light / 大天使の光 (7)(白)
ソーサリー
ソーサリー
あなたは、あなたの墓地にあるカード1枚につき2点のライフを得る。その後、あなたの墓地をあなたのライブラリーに加えて切り直す。
自分の墓地のカードの枚数×2のライフを回復できる呪文。さらにライブラリーも修復できる。
ゲーム終盤ともなればかなりのライフを期待でき、同時にライブラリーアウトも防ぐことができる。とはいえライフゲインという勝利に直結しない効果が8マナというのは流石に重すぎるため、かなり扱いにくい。ただしX呪文以外で一度の回復量をここまで膨大にしやすいカードは割と貴重なので、大量ライフゲインを活かせるような構成のデッキなら活躍できる可能性もある。
- 解決が終わるまで呪文はスタック上にあるため、大天使の光自身はライブラリーに戻されない。
- 回復量はこれに比べると少ないが、ライブラリー修復+回復という組み合わせには不死の霊薬/Elixir of Immortalityもスタンダードで共存している。
- 過去には同じ回復効果を持つ先祖からの貢ぎ物/Ancestral Tributeが存在していた。そちらは7マナダブルシンボルで、ライブラリー修復効果ではなくフラッシュバックを持つ。
開発秘話
このカードは没になったカードと差し替えるために作られたものである。元々闇の隆盛のこの神話レア枠にはライフ回復を含む強力なカードが入っていたが、プレイテストで問題があると判断され、デベロップの終了間際で別のカードに差し替えることになった。
差し替えるカードは「カード名やイラストが合致している」「印刷に自信があるものでなくてはいけない」という2つの条件があった。前者を満たすためにライフ回復カードとして作られ、後者に関しては、同じ状況下で作られて問題を引き起こした頭蓋骨絞め/Skullclampや梅澤の十手/Umezawa's Jitteの反省からカードパワーは低めに設定された。
回復量が膨大になる場合もあることから、このカードは神話レアの指針である「強烈になる可能性」を満たすカードと言える。しかし、Mark Rosewaterはこのカードが神話レアとしての魅力に欠けることを認めており、時間や制約に余裕があればレアになっていたとも語っている[1]。