タイムロード
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タイムロード/Time Lordは、クリーチャー・タイプの1つ。「ドクター・フー」独自のクリーチャー・タイプである。
伝説のクリーチャー — タイム(Time) ロード(Lord) ドクター(Doctor)
いつでも、あなたはあなたのライブラリーの一番上にあるカード1枚を見てよい。
……いかがかな? ― 毎ターン1回、あなたはあなたのライブラリーの一番上から、歴史的な土地1つをプレイするか、歴史的な呪文1つを唱えるかしてもよい。そうしたとき、食物(Food)トークン1つを生成する。(歴史的とは、アーティファクトや伝説や英雄譚(Saga)のことである。)
伝説のクリーチャー — タイム(Time) ロード(Lord) ならず者(Rogue)
(T):対戦相手がコントロールしていてパワーが催眠術師、マスターのパワー以下であるクリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、それは潜伏を得る。それを使嗾する。(そのクリーチャーは、それより大きなパワーを持つクリーチャーにはブロックされない。)
潜伏を持つクリーチャー1体が対戦相手1人に戦闘ダメージを与えるたび、催眠術師、マスターの上に+1/+1カウンター1個を置き、カード1枚を引く。
ユニバースビヨンドのドクター・フー統率者デッキで登場した。Secret Lair Drop SeriesのSecret Lair x Doctor Who™: Regenerationでも新規カードが追加された。
多色を含めれば全色に存在する。特に青を含んだ多色が多い。すべて伝説のクリーチャーである。
タイプ的カードはタイムロードの再生/Time Lord Regenerationやターディス/TARDISなどがある。キーワード能力のドクターのコンパニオンはタイムロードかつドクターであるカードを参照する。
- 初の二単語を使用したクリーチャー・タイプ。それまでは組立作業員(Assembly-Worker)のようにダッシュで繋げるようにしていたが、ドクター・フー統率者デッキ発売に際しての総合ルール更新で二単語も認められるようになった。
- Matt TabakやMark Rosewaterによればこれは特例であり[1]、前例となるものではない[2]とのこと。
- 廃止されたクリーチャー・タイプのロードとは関係が無い。次元タイプにもタイムがあるが関係は無い。
ストーリー
惑星ギャリフレイを母星とする異星人。ターディスなどの時間移動システムや宇宙航行、万能の鍵開けであるソニック・ドライバーなどの高い科学力を有し、ほぼ不死といえる寿命と、テレパシー能力、ふたつの心臓、12回までの再生能力をもつ。長寿で万能ゆえにその支配体制は官僚的であり、それに嫌気がさしたドクターは壊れたターディスに乗って脱出した、という設定が後から追加された(最初期のシリーズでは初代ドクターは人間であるとしていた)。
基本的にタイムロードは中立かつ非干渉主義であるが、明らかに人道や倫理に違反した侵略行為があるときは、弱者の味方に付いて調停や問題の解決を図る。ドクターは強い正義感に狩られてその規範を超えたときは、召喚状を出して裁判にかけることがクラシックシリーズでは何度かあった。
新シリーズに移行するあいだにタイム・ウォーと呼ばれるダーレクとの激しい戦闘の末、ドクターを残してすべてのタイムロードは滅んだとされていた(スーザン・フォアマンやロマーナなどのタイムロードのコンパニオンの安否もストーリーが進んだ後でも曖昧なままである)。
マスター
ドクター・フーの複数のエピソードに登場するタイムロードの悪役。ドクターの幼馴染。幼い頃タイムボルテックスを覗いたとき、その力に耐えられず狂気に落ちてしまった。あらゆる物質・宇宙の支配者(=マスター)になることを目標に掲げ、自ら名乗った。これを反映してマスターに相当するキャラクターはタイムロード・ならず者の2つのタイプを持っている。シーズンが進むにつれてドクターの細かい設定を決めていく中、対になる恒常的な敵として設計された。
最初の登場は3代目ドクター/The Third Doctorのシリーズ中、1971年、ロジャー・デカルドが最初のマスターを演じ、シーズン8の全エピソードに登場する。しかし2年後に役者が交通事故で死亡してしまい、再登場の脚本が書き換えられた。その後醜い焼け焦げた死体のような状態になり、自分の死を回避するためにギャリフレイの大統領、ラシロンのアーティファクトを使って復活を目論むが、4代目ドクターによって阻まれる。その後惑星トラケンの貴族でニッサの父、トレマスの体を乗っ取り、再誕者、マスター/The Master, Formed Anewとなった。憑依前の姿は再誕者マスターのイラストの後ろでぼんやりと浮かぶ不気味な顔として描かれている。アンソニー・エインリーが旧シリーズの最終話まで演じた。このマスターは最も長い間出演し、何度かドクターの生命を脅かしたり、カメリオンというアンドロイド型のコンパニオンを度々乗っ取った結果、カメリオン自体が不人気になってしまい、カメリオを退場せざるを得なかったという逸話を持つ。
8代目ドクター/The Eighth Doctorが主役の映画版では敵役として再登場、エリック・ロバーツが演じた(カード化はされていない)。
新シリーズでは10代目ドクター/The Tenth Doctorのエピソードで再登場。増殖されし者、マスター/The Master, Multiplied、ミッシー/Missy、ギャリフレイの終焉、マスター/The Master, Gallifrey's Endの順で登場した。 新シリーズではマスターの登場回は世界的な大混乱やドクターの再生などと結びつくことが多く、複数話にわたるエピソードやスペシャルでの放送であることが多い。
マスターの数え方は差があり、あまり明確に〇代目と呼ばれることは少ない。7代目マスターに相当するミッシーはそのままミッシーと呼んだり、ギャリフレイの終焉、マスター/The Master, Gallifrey's Endに相当するマスターは最初スパイを演じていたことからスパイ・マスターとも呼ばれる。