再誕者、マスター/The Master, Formed Anew

提供:MTG Wiki

移動: 案内, 検索

The Master, Formed Anew / 再誕者、マスター (青)(黒)
伝説のクリーチャー — タイム(Time) ロード(Lord) ならず者(Rogue)

肉体泥棒 ― あなたがこの呪文を唱えたとき、あなたはあなたがコントロールしているクリーチャー1体を追放し、それの上に乗っ取り(takeover)カウンター1個を置いてもよい。
あなたは再誕者、マスターを、追放領域にあり乗っ取りカウンターが置かれているクリーチャー・カード1枚のコピーとして戦場に出してもよい。

0/1

WHISPERのテキストには誤りがあります。「タイム・ロード」は「タイムロード」と読み替えてください。

唱えた時に自分のクリーチャー追放し、こうして今まで追放したクリーチャーをコピー候補にできる伝説のタイムロードならず者

挙動としては、基本的にクリーチャーを消費して同じクリーチャーを出し直す形になる訳で、ETBを再利用するなどしなければアドバンテージには繋がらない。あなた自身のクリーチャーしか使えないので対戦相手カードを逆用することも基本的には出来ず、コピーカードとしては最軽量の部類とはいえ活用は結構難しい。

ここは収録されたカードセットらしく、統率者戦への適性を活かした運用を狙いたい。伝説のクリーチャーなので統率者に指定することができ、除去されても統率領域に戻せるので、瞬速を持たず、対応して使うことは基本的にできない点には注意が必要ながら、シングルトン故に確実性の高い追放除去に対し、疑似的な耐性を与えられる。回収リアニメイトバウンスを併用することで、統率者税が嵩みだしても追放したクリーチャーを繰り返し使い続けられるのも強み。これ1枚を使い回せれば追放されたクリーチャー全てを(同時には戦場に並ばないが)使い回すのと同義になり、相方次第では非常に柔軟なコンボに使うことも可能となる。

コントロール奪取と組み合わせることでオーナーが対戦相手のクリーチャーのコピーになることも一応は可能。これが収録されている悪の支配者/Masters of Evilでは対戦相手のカードを裏向きサイバーマン化して奪うギミックが多数存在しており、それらの中で表面が強力なものを追放してコピーになるのが基本的な動きになるだろう。

倍賭け/Double Downリトヤラの反射/Reflections of Littjaraとは相性が良い。 賢いなりすまし/Clever Impersonator洞窟のハーピー/Cavern Harpyを追放しておくと、唱えるたび何らかのパーマネントのトークンを生成しつつ、マスターを洞窟のハーピーにすることで手札に戻す動きが可能となる。これにより何度か倍賭けかリトヤラの反射を増やし、マナアーティファクトをコピーすることで、青黒のマナを確保できれば無限ループができるようになる。フィニッシャーとしては豪華の王、ゴンティ/Gonti, Lord of Luxuryの無限コピーによる相手のライブラリーアウト、アスフォデルの灰色商人/Gray Merchant of Asphodelの無限生成などで勝利することが出来る。

追放の権利を得られるのは「唱えた」時のみな点には注意。黒が得意とするリアニメイトなど、直接戦場に出す効果では、追放およびコピー先の候補を増やすことは不可能。

[編集] ルール

[編集] 関連カード

[編集] ストーリー

初代のマスターが"Frontier in Space"で3代目ドクターに敗れたのち、何らかの要因で死亡。本来タイムロードは再生する能力があるが、マスターはこの時点で再生数の上限を使いきっており、肉体は焼けこげた死体のような状態になり、死へと向かう。これを回避するべく、ラシロンのアーティファクトを強奪しようとするなど自身を生きながらえるために暗躍、惑星トラケンの貴族であるトレマスの肉体を乗っ取り、自身の死をトレマスの肉体で死なせることで死を偽装した姿。 初代→憑依体→このマスターと数えたときは3代目マスターにあたるが、後にも憑依状態になったことからマスターの数え方はあいまいで、ファンからはトレマスマスターと呼ばれている。

旧シリーズを代表する、最も長い期間出演したマスター。初代マスターより宇宙にもたらした被害は甚大で無比であり、特に初登場時にはロゴポリス人がE-spaceに放出していたエントロピー放出装置を自身の過誤により破壊してしまう。これにより惑星トラケンを含む複数の惑星が破壊され、(故意ではないとはいえ)数億近い無辜のロゴロポリス人およびトラケン人が死亡する。トレマスの娘でドクターのコンパニオンであるニッサからはトラケン人唯一の生き残りとなり、深い憎悪を抱かれている。

さらに宇宙の崩壊を止めるためにパラボラアンテナで放出装置を安定さようと奔走する4代目ドクターを騙して妨害を行い、ドクターを転落死させる。これにより4代目ドクターは5代目ドクターに再生した。 その後ドクターを人造世界カストロヴァルアヴァに幽閉しようと企むが失敗し、何処かへと去った。その後は5、6,7代目ドクターと相対する敵として幾度も登場し、アンソニー・エインリーの飄々とした演技も相まって人気を博した。

ドクターに対しては完全に悪意を持って接していない部分もあり、"The Five Doctors"(5人のドクター/The Five Doctors)でデスゾーンに囚われたドクターを救出する代わりに、新しい再生サイクルをタイムロード評議会から与えられ、サイバーマンと戦いながら救出に向かう場面がある。とはいえその時も二重三重に策略を練っていた。 旧シリーズ最後の登場は旧シリーズ最終話、"Survival"である。ここでは地上の生物をすべてチーターに変えてしまう奇妙な惑星で、生きながらえるためにチーター人たちを恐怖で支配し脱出を試みる。地球から飛ばされてきた7代目ドクターとエースと対峙し、ドクターを殺害する間際で強制的に崩壊する惑星に戻されて生死不明となった。

その後8代目ドクターのストーリーの冒頭ではダーレクによって処刑されて遺灰となっていたことが明らかとなる。ここでマスターは再び憑依体に戻り、ターディスを操って7代目ドクターが死亡するきっかけを作ることになる。

憑依体としての姿は通常版イラストの背後に亡霊のような状態で表現されている。

[編集] 参考

MOBILE