瓶詰めの回廊/Bottled Cloister
提供:MTG Wiki
Bottled Cloister / 瓶詰めの回廊 (4)
アーティファクト
アーティファクト
各対戦相手のアップキープの開始時に、あなたの手札のカードをすべて裏向きで追放する。
あなたのアップキープの開始時に、瓶詰めの回廊によって追放された、あなたがオーナーであるすべてのカードをあなたの手札に戻し、その後カードを1枚引く。
対戦相手のターンに手札が消えてしまうが、マナ不要で追加ドローができるようになるアーティファクト。
ただ、手札が消えてしまうデメリットはかなり大きく、
- 対戦相手のターンには何も呪文をプレイできなくなる。
- 自分に特にプレイしたい呪文がなかったとしても、相手から見ると「見えない手札」という不安要素が一切排除されているので、相手はそれにびびらずのびのびと行動してくる。
- また、対戦相手のターンにこれを割られると、取り除かれていた手札が戻ってこない。(新たな瓶詰めの回廊を出しても、前の瓶詰めの回廊で取り除かれたカードは戻らないので注意)
欠点だらけのように見えるが、使い道はある。 ほとんどがソーサリーの手札破壊は実質無効化できるほか、手札が不足しがちな速攻型のバーンデッキなどでは、『もう一押し』のカードを得るために役に立つだろう。 また手札を使い切ってからこれを出すことで割られた際のリスクを最小に抑えることもできる。 実際似たようなコンセプトの生体融合帽/Grafted Skullcapもバーンでは使われた実績がある。 まあ生体融合帽のようにマッドネスなどと組み合わせたりはできないが。
- インスタントをほぼ使用しない、非パーミッション型のコントロール、特に工匠の神童、ミシュラ/Mishra, Artificer Prodigy等を使用する、黒を中心としたコントロールでアドバンテージの要として使用されている。
- これのコントローラーが変更された場合は、取り除かれたカードは手札に戻ってこない。
- 相手ターンには暴勇条件を満たすので、少しは相性がいいかもしれない。ただし自分のターンに手札が一気に増えるので、暴勇でプラス修整のクリーチャーとのシナジーは期待できない。
- 第9版で罠の橋/Ensnaring Bridgeが落ちたのが逆風となったかも知れない。惑乱の死霊/Hypnotic Specter収録によるプラスもあったのだが。
- ハウリング・オウル対策に使用されることもある。アクティブプレイヤーであるこちらの能力の方が先にスタックに乗るため、黒檀の梟の根付/Ebony Owl Netsukeの空振り後にタイミングよく手札が帰ってくる。そのため能力が誘発せず、ダメージを受けずに済む。