火山の鎚/Volcanic Hammer
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第7版〜第9版期における2マナ火力の標準カード。標準といってもその性能は良好で、バーンやステロイド、スライなどで使用される。
かつて元祖3点火力の稲妻/Lightning Boltが「強力すぎる」との理由で、第5版で火葬/Incinerateと入れ替えになった。それでも強すぎるということで火葬も落ちてショック/Shockと入れ替わった結果、2マナ3点火力不在になってしまった第6版を経て、第7版で基本セット入りした。
ポータル生まれなのでインスタントではなくソーサリーである。さすがに稲妻と比較するのはかわいそうだが、ショックや火葬とのバランスを考えるとインスタントでも良かったのではないかとの声もある。それでも、その後2マナ3点のインスタントはリスクを伴うプラズマの連鎖/Chain of Plasmaが作られたくらいで、稲妻のらせん/Lightning Helixが登場するまで安心して使えるものは長らく作られなかった。その間の環境ではこのくらいがちょうどよいバランスだったということだろう。
- しかし、火葬が第10版に再録され、多くのプレイヤーが予想していた通り火山の鎚は入れ替わりで落ちてしまった。
- それに伴い、再び「単なる火葬の劣化版」といった地位に落ちるだろう。ただし、これまで火山の鎚が収録されていたのが間違いだったということではなく、環境に合わせた適切な強さの基準があり、第10版時代は火葬が適当と判断されたものと思われる。
- 基本的にソーサリーは使用タイミングが限られるためインスタントに劣るが、ソーサリーは他の赤のカード(無政府主義者/Anarchistや猛烈に食うもの/Magnivoreなど)と相性が良いという見逃せない特性も持つ。