虚空の大口/Void Maw

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墓地に落ちるクリーチャー・カードをリムーブした上で、それを使って大きくなれるクリーチャー。

対戦相手のカードも食べる事が可能である。クリーチャーが墓地に落ちることを置換するので、夜の星、黒瘴/Kokusho, the Evening Starやずべらなど、墓地に落ちることで誘発する能力を相手が使えなくなるのも地味に有効。パンプアップ用に使わなければちょっとした墓地対策にもなる。

トランプルがついておりチャンプブロックでは阻止できないため、フィニッシャーになり得る。ナントゥーコの鞘虫/Nantuko Huskなど、クリーチャーを生け贄に捧げる能力を持つカードとの相性も良い。

• トークン・クリーチャーはカードではないため、パンプアップに使えない。
• クリーチャー・カードを取り除いたまま自身が場を離れた場合、カードは取り除かれたままである。新たに虚空の大口を出しても、そのカードは新たに出した方の虚空の大口が取り除いたものではないため、パンプアップ能力のコストには使えない。
• この能力は強制なので、自分も場から墓地に落ちることをトリガーとする誘発型能力は使えなくなる点は注意。

一時期（2007年1月のオラクル変更以降）、クリーチャーを取り除く際に死体(corpse)カウンターを置き、パンプアップ能力はゲーム外の死体カウンターが乗ったクリーチャー・カードをコストとするようになっていた。これにより他の虚空の大口が取り除いたカードもコストとして使えるようになっていた。現在は当初の能力に戻されており、自身が取り除いたカードしかコストに使えない。

• テキストが変更されていた理由は、ゲームから取り除くのが置換効果だったことにある。このカードが直接取り除くわけではないから「自身が取り除いたカード」は存在せず、パンプアップ能力でコストにできるカードは絶対に存在しないことになってしまう。現在は関連している能力のルール（この場合はCR:407.2bおよびCR:419.6jが該当）が追加されたことによりこの問題は解決している。

参考

• カード個別評価：コールドスナップ - レア