神話レア
提供:MTG Wiki
神話レア(Mythic rare)はアラーラの断片以降、最も高い稀少度、またその稀少度に属するカードのことである。基本的に15枚入りのブースターパック1つに1/8の確率でレアの代わりに1枚封入されている。エキスパンション・シンボルの色は赤みがかったオレンジ。
プレミアム・カードを示す語ではない。
目次 |
概要
神話レアの導入は、稀少度の種類をTCGの業界標準に合わせて増やすことで、新規プレイヤー獲得を図ったためとされる。ユーザーを考慮した慎重な調整が行われており、結果として、稀少度は4種類に増えると共にセットのカード収録総数は減ることになった。収録数が減ったことにより個別のレアカードの入手率上昇にも成功している。
神話レアのカード
神話レアには、それがまさに特別で独特だと感じさせるようなフレイバーが持たされている。そのため神話レアのカードには、一般的にはプレインズウォーカー・カードや多くの伝説のカード、叙事詩的(英雄的・神話的)なクリーチャーや呪文といったものが該当するとされる。
反対に、神話レアとしない種類のカードも決められている。その基準は完全には開示されていないものの、中でも最大のカテゴリーは多目的カード(utility cards; ある種の汎用的機能を備えたカードと定義)とされる。例えば、2色地形のサイクルや変わり谷/Mutavault、黒焦げ/Charが多目的カードである。
神話レアであることとカードパワーの強さには直接的な関連性はない。
出現頻度
神話レアはブースターパック1つに1/8の確率でレアの代わりに1枚封入されており、神話レア自体は同セットのレアに比べて7倍の出にくさである。しかし、カード1種類当たりで見ると、神話レアはレアの2倍程度の出にくさになるように種類数が設定されている。神話レアの出現頻度は以前の基本セットや大型エキスパンションのレア相当、レアの出現頻度は以前の小型エキスパンションのレア相当という位置づけになっている。
- アラーラの断片ではレア53枚に対し神話レアは15枚。レアの出やすさは、60種類あるイーブンタイドのレアとほぼ同等、神話レアの出やすさは、121種類ある第10版のレアとほぼ同等である(レア:神話レア=(53×8÷7):(15×8)≒60.57:120≒1:2)。
- コンフラックスではレア35枚に対し神話レアは10枚。レアの出やすさは、40種類あるコールドスナップのレアと同等、神話レアの出やすさは、80種類あるシャドウムーアのレアと同等である(レア:神話レア=(35×8÷7):(10×8)=40:80=1:2)。
- 他の稀少度のカードと比べ、Foilカードが出る確率がわずかに高いとされる。
参考
- 変化の年/The Year of Living Changerously(神話レア導入時の公式発表)
- 稀少度