永遠溢れの杯/Everflowing Chalice
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キッカーされた回数によって蓄積カウンターが置かれ、1回でタリスマンや虹色のレンズ/Prismatic Lensに劣り、2回でウル=ゴーレムの目/Ur-Golem's Eye相当、3回でスランの発電機/Thran Dynamoに劣る。
4回以上キッカー・コストを支払って初めて本領を発揮できるのだが、8マナから12~13マナにジャンプアップしたところで使いたいカードがあるかは疑問。活躍の中心はもっぱらリミテッドか。
しかし基本的に各マナアーティーファクトの下位互換的な効率であっても、序盤のマナ加速から、中盤以降の大規模加速までいつ引いても融通が利く点は評価に値する。またアンタップインでコストを自由に選べるため、別行動を起こしながらの展開にも使いやすい。軽キッカーで手堅く伸ばすか、全力で支払い次のターンに大攻勢を掛ける布石とするかの柔軟性が過去のカードに存在しない強みである。ほぞなのでサーチしやすく、0マナで置いてストームや親和を稼ぐ小回りがききやすいのも利点。
スタンダードから消えて久しかった無色2マナのマナ源となるため、活用できるデッキがあるかどうかが構築の評価の分かれ目。