巣穴からの総出/Empty the Warrens
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ソーサリー
赤の1/1のゴブリン(Goblin)・クリーチャー・トークンを2体生成する。
ストーム(あなたがこの呪文を唱えたとき、このターンにそれより前に唱えた呪文1つにつきそれを1回コピーする。)
ストーム付きモグの警報/Mogg Alarm。今ならばストーム付きドラゴンの餌/Dragon Fodderと言った方が近い。
ドラゴンの嵐/Dragonstormのような派手さは無いが、それでも、最適化されたデッキが使えば大量のゴブリン・クリーチャー・トークンが並ぶ。煮えたぎる歌/Seething Songなどのマナ加速や軽量呪文、待機呪文などの連打からこれにつなげれば、戦場はあっという間にゴブリンだらけになる。
しかしながら自身は4マナソーサリーと重く、出てくるクリーチャーも貧弱な1/1と、過信できる性能ではないのは難点か。ストーム10程度でも2回は攻撃する必要があるため、1ターン目にコンボを成立させても、倒し切る前に紅蓮地獄/Pyroclasmなどの全体除去で対処されるという状況もしばしば起こりうる。
そのためこのカードは、大量のクリーチャーを戦場に並べる手段と考えるべきであり、それを活かしたシナジーを別途用意すべきである。部族支援の豊富なゴブリンであることも重要な点。具体的には全体強化による打撃力の向上やゴブリンの戦長/Goblin Warchiefやゴブリンの奇襲隊/Goblin Bushwhackerによる速攻付与などがあり、構築でゴブリンストームを成立させるに至った。
また、他のストームデッキで追加のエンドカードとして採用される場合もある。これらのコンボデッキは通常クリーチャーに頼らないため、軸をずらした追加の勝ち手段を用意し対戦相手の対策をすり抜けることができるからである。刈り痕ストームやCharbelcherなどがその具体例であり、その他赤のマナ加速を多用するビートダウンのEmpty the Sloggerでもそのデッキ名の由来となった。
- 英語名からEtWと呼ばれることもある。