ゴブリンの戦長/Goblin Warchief
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クリーチャー — ゴブリン(Goblin) 戦士(Warrior)
あなたがゴブリン(Goblin)呪文を唱えるためのコストは(1)少なくなる。
あなたがコントロールしているゴブリンは速攻を持つ。
スカージでは当時のゴブリンデッキをメタの筆頭にまでのし上がらせたカードの1枚。コストが減って速攻がつくということは、本来より2ターンも早く攻撃できるということである。全体的に軽量なゴブリンが軽くなってもあまり意味がないように見えるが、ゴブリンは色拘束が薄めのものが多いので、2マナ以上のゴブリンはほぼすべてコスト減少の恩恵を受けられる。結果、ゴブリンデッキは異常なまでの高速化を遂げ、ゴブリンの群衆追い/Goblin Piledriverをはじめとするゴブリン軍団が1マナで次々に唱えられ、そのターン中に一斉に殴りかかって10点以上のライフを消し飛ばす、などという光景も珍しくなかった。
レガシーでも引き続きゴブリンデッキを牽引する。ただしコストを無視して直接ゴブリンを戦場に出す能力を持つゴブリンの従僕/Goblin Lackeyと役割が被るため、サイズ修整を与えるゴブリンの酋長/Goblin Chieftainが優先されることも多い。
ドミナリアで再録。モダンで使用可能になると共に、同期のスカークの探鉱者/Skirk Prospectorや包囲攻撃の司令官/Siege-Gang Commanderも再録された。続く基本セット2019でもゴブリンの損壊名手/Goblin Trashmasterという優秀なロードを始めとしてスタンダード環境に大量にゴブリンが追加されることでデッキ構築の下地ができあがった状態となった。
- これ自身も速攻を得るため、同じ3マナのゴブリンの戦車/Goblin Chariotの立場がない。色拘束が薄いだけである。
- ホビージャパン社から発売されていたスカージ版のダイヤル式ライフカウンターには、このカードのイラストが使われていた。
- デュエルズ・オブ・ザ・プレインズウォーカーズ2013では「あなたがコントロールするクリーチャーは速攻を持つ。」とだけ表記されているものの、速攻が適用されるのは元のカードのとおりゴブリンだけである。
- 2014年1月のオラクル変更により、クリーチャー・タイプに戦士が追加されて「ゴブリン・戦士」になった。
- 2006年5月のフライデー・ナイト・マジック・プロモーション・カードとして配布された。また、2016年5月にもMark Zugによる新規イラストと新規フレイバー・テキストのFNMプロモとして配布された[1]。
[編集] 関連カード
[編集] サイクル
スカージの戦長サイクル。該当するクリーチャー・タイプを持つ呪文のコストを減らし、何らかの恩恵を与える。
- ダールの戦長/Daru Warchief(兵士)
- 霧衣の戦長/Mistform Warchief(イリュージョン)
- アンデッドの戦長/Undead Warchief(ゾンビ)
- ゴブリンの戦長/Goblin Warchief(ゴブリン)
- クローサの戦長/Krosan Warchief(ビースト)
戦長はテンペストの大メダルとメカニズムが似ているため、イラストには大メダルが描かれている(→Ask Wizards 2005/6/28(Internet Archive)参照)。
[編集] 参考
- ↑ 4月~6月のフライデー・ナイト・マジック プロモカード更新(News 2016年3月31日 Blake Rasmussen著)
- ↑ 4コマ漫画まとめ読み!2016年4~6月(マジック日本公式サイト) - 5月4日