不死
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不死/Undying | |
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種別 | 誘発型能力 |
登場セット | 闇の隆盛 |
CR | CR:702.93 |
不死/Undyingは、闇の隆盛で登場したキーワード能力。これを持つパーマネントが戦場から墓地に置かれたときに誘発する誘発型能力である。
クリーチャー — スピリット(Spirit)
速攻
不死(このクリーチャーが死亡したとき、それの上に+1/+1カウンターが置かれていなかった場合、それを+1/+1カウンターが1個置かれた状態でオーナーのコントロール下で戦場に戻す。)
伝説のクリーチャー — ゾンビ(Zombie) クレリック(Cleric)
威嚇(このクリーチャーはアーティファクト・クリーチャーかこれと共通の色を持つクリーチャー以外にはブロックされない。)
いずれかの人間(Human)があなたにダメージを与えるたび、それを破壊する。
あなたがコントロールする他の人間でないクリーチャーは、+1/+1の修整を受けるとともに不死を持つ。(不死を持つクリーチャーが死亡したとき、それの上に+1/+1カウンターが置かれていなかった場合、それを+1/+1カウンターが1個置かれた状態でオーナーのコントロール下で戦場に戻す。)
定義
不死/Undyingは、「このパーマネントが戦場からいずれかの墓地に置かれたとき、それの上に+1/+1カウンターが置かれていなかった場合、それをオーナーのコントロール下で+1/+1カウンターが1個置かれた状態で戦場に戻す」を意味する。
解説
戦場から墓地に置かれるクリーチャーを1回だけ復帰させることができる能力である(厳密には+1/+1カウンターが置かれていなければ何度でも復帰できる)。シャドウムーア・ブロックで登場した頑強とは逆に、さらに強化されて戦場に戻ってくる。
頑強と同じく、2対1交換が前提になるこの能力はコントロールデッキにとって厄介になる能力。ただし、頑強クリーチャーと比べると当然コストは重く設定されている。
ミラディンの傷跡ブロックの感染にとっては天敵。一撃で倒せない場合、延々と復活される事となる。
ルール
+1/+1カウンターが置かれた状態で、萎縮・感染や黒の太陽の頂点/Black Sun's Zenith等の-1/-1カウンターを置く効果との相互作用に注意。これらで不死クリーチャーが死亡した場合、不死は誘発しない事がある。
通常、+1/+1カウンターと-1/-1カウンターは、状況起因処理の
- 単一のパーマネントに、+1/+1カウンターと-1/-1カウンターが乗っている場合、その2つのうちで少ないほうと同数だけ、両方のカウンターを取り除く。
によって相殺される。これを利用して、堕落の三角護符/Trigon of Corruption等を使い不死クリーチャーを使いまわす事が可能。
だが、これらの効果で不死クリーチャーが死亡するとき
- 致死ダメージを受けた、タフネスが正の数であるクリーチャーは破壊される。
- タフネスが0以下のクリーチャーはオーナーの墓地に置かれる。
上記の状況起因処理と同時に1つのイベントとして処理される。領域変更誘発による誘発能力が誘発するかは、このイベントの前を見る事になるので、その時点で+1/+1カウンターが置かれた状態であったなら誘発しない。
- 例1:+1/+1カウンターが置かれた絡み根の霊/Strangleroot Geist(3/2)がファイレクシアの十字軍/Phyrexian Crusader(2/2 感染)の戦闘ダメージによって死亡した。この場合不死は誘発しない。
- 例2:+1/+1カウンターが置かれた食百足/Vorapede(6/5)が骨砕きの巨人/Bonebreaker Giant(4/4)と墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus(1/1 感染)によってブロックされ戦闘ダメージで死亡した。この場合もやはり誘発しない。
- 例3:+1/+1カウンターが置かれ、さらに戦墓の隊長/Diregraf Captain(2/2)によって強化されたゲラルフの伝書使/Geralf's Messenger(5/4)がいる時にX=3の黒の太陽の頂点が解決された。この場合ゲラルフの伝書使の不死は誘発する。状況起因処理のチェックで、まず伝書使の上のカウンターの相殺と、タフネスが0以下の戦墓の隊長が墓地に置かれることが1つのイベントとして処理される。その後再度状況起因処理がチェックされ、隊長の継続的効果が無くなりタフネスが0になった伝書使が墓地に置かれるイベントが処理される。(ゆえに戦墓の隊長の方の死亡誘発は誘発しない)
参考