アルファ版
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アルファ/Alpha
1993年8月5日、ウィザーズ・オブ・ザ・コースト社が発売したトレーディングカードゲーム、マジック:ザ・ギャザリングの最初の基本セットである。 初期のセットはLimited Edition(限定版)と呼ばれ、アルファ版とベータ版の二つに分かれる。Limited Editionの内、最初の260万枚をアルファ、それ以外をベータと呼ぶ。全302種類のカードからなる。
アルファ版のカードは通常より丸みを帯びており、容易に識別できる。現在の形状が決まったのはベータ版においてである。 よってアルファ版のカードを使用する場合、区別がつかないように不透明スリーブなどに入れて用いなければならない。
当初6ヵ月で100万枚売る予定が、6週間で売切れることになってしまった。
有名なカードとしては、
- Black Lotusを始めとするパワー9
- 各デュアルランド
等があるが、Limited Editionのカードは強力なスターカードが多すぎるので書ききれない。
また、アルファでは工程上のミスで間違って印刷されたカードが数多く存在し、存在しているはずのカードが抜け落ちたりしている(これらのミスはすべてベータで修正されている)。
- 黒の防御円/Circle of Protection: BlackとVolcanic Islandが欠落している。
- 幻影の軍団/Phantasmal Forcesと大地の怒り/Force of Natureのアップキープ・コストが、マナ・シンボルではなく「U」や「G」となっている。
- オーク弩弓隊/Orcish Artilleryとオークの軍旗/Orcish Oriflammeのコストがいずれも「赤1」になってしまっている。
- 赤霊破/Red Elemental Blastのカード・タイプがインスタントになっていたが、当時のルールではインタラプトでなければならなかった。
- エルフの射手/Elvish Archersのパワー/タフネスが「1/2」となっていた。
- Cyclopean Tombのマナ・コストが欠落していた。
アルファ版の時代はゲーム用のスリーブもなく、ほぼすべてのプレイヤーがカードを裸で扱っていた。セット自体の生産枚数も少ない事も相まって、アルファ版のカードの多くがプレミア価格で取引されている。アルファ版なら美品のMox系は数万円、Black Lotusは優に10万円を超える存在だ。
Limited Editionは全て黒枠で英語版のみである。
- 現在は不透明スリーブに入れることでアルファ以外のカードセットと混ぜることが許されたが、それ以前は「アルファのカードを使う場合は、アルファのカードのみでデッキを作る」という方法にて許容されていた。
- 「そんな高価なデッキなど作れるか!」とか「幾らアルファと言えども、アルファのみではロクなデッキが作れない!」と思われているが、実は「ステイシスロック」系のカードは全て存在するので一応作ることが出来る。
デザイン
デザイン&開発 | リチャード・ガーフィールド/Richard Garfield | |
貢献 | チャーリー・カティーノ/Charlie Cateeno | |
貢献 | スキャフ・エライアス/Skaff Elias | |
貢献 | ドン・フェリス/Don Felice | |
貢献 | トム・フォンテイン/Tom Fontaine | |
貢献 | ジム・リン/Jim Lin | |
貢献 | ジョエル・ミック/Joel Mick | |
貢献 | クリス・ペイジ/Chris Page | |
貢献 | デイヴ・ペティー/Dave Petty | |
貢献 | バリー・「ビット」・レイク/Barry "Bit" Reich | |
貢献 | ビル・ローズ/Bill Rose | |
貢献 | エリオット・シーガル/Elliott Segal | |
アート・ディレクター | ジェスパー・ミアフォース/Jesper Myrfors |
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