シルムガル/Silumgar

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2015年2月24日 (火) 21:39時点におけるAE (トーク | 投稿記録)による版
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シルムガル/Silumgarタルキール覇王譚ブロックのキャラクター。カードとしては運命再編漂う死、シルムガル/Silumgar, the Drifting Deathが初出。

目次

解説

タルキール/Tarkirの5つの龍種のうちの1つを統べるスゥルタイ群/The Sultai Broodが称える龍の「残忍/Ruthlessness」の相を体現する存在であり、彼らが唯一崇める龍である。雄(イラスト)。

蒸し暑い密林やじめじめとした沼地に棲息するシルムガルと彼の種は、同じ地に居住するスゥルタイと対立している。彼らは氏族/Clanから宝物を略奪し、それを眺めては悦に入る。あえて彼らに立ち向かおうという者は皆、その腐食性の毒のブレスに等しく直面することになる。

経歴

タルキール覇王譚

サルカン・ヴォル/Sarkhan Volによる歴史改変前のタルキールでは、シルムガルはスゥルタイの若く残忍なカン/Khanに殺され、マラング川/The Marang River苔牙の滝/Molderfang Fallsに墜落した。

黄金牙の破滅/The Doom of the Golden Fang

ラクシャーサ/Rakshasaのクーダル/Khudalとナーガのシディーキ/Shidiqiに見捨てられ凋落したスゥルタイのカン、タシグル/Tasigurは、もはや宮殿にいても龍の襲撃から逃れることはできなかった。彼はマラング川に出向き、シルムガルに貢物として翡翠の玉座を捧げた――シルムガルがこれで満足してくれることを願いながら。タシグルはシルムガルが自分に襲い掛かってくるのを感じた。その圧倒的な存在の前に、彼は死を覚悟した。

カンの落日/Khanfall

サルカンがウギン/Uginの命を助けてから数年後、龍の嵐/Dragon tempestsは激しさを増し、かつてないペースで新たな龍が生まれていた。氏族と龍のパワーバランスは崩れた。

ジェスカイ道/The Jeskai Wayのカン、シュー・ユン/Shu Yunはこの事態を受け、5氏族のカンによる頂上会談を主催した。彼の呼びかけに応じ、レイハン/Reyhan、アリーシャ/Aleshaヤソヴァ/Yasova、そしてタシグルがディルガー要塞/Dirgur Strongholdに集まった。しかしその会談の最中に、龍の襲来を告げる鐘が鳴らされた。

東の空にシルムガルと、彼が率いる何十体もの龍の姿が見えた。シルムガルがこの地を訪れたことは過去一度もなかった。さらに北からオジュタイ/Ojutai率いる龍たちが現れた。オジュタイの群れは侵入者を追い払うかと思われたが、意外なことに彼らは合流し、ディルガー要塞へと向かってきた。龍は通常他の種の龍と共闘することはないが、カンを一網打尽にできるというなら話は別だ。タシグルはいつの間にかその場から姿を消していた――彼はシルムガルと取引を行い、龍にこの会談の情報を漏らしていたのだ。

アリーシャたちは龍と戦わざるを得なくなった。レイハンはシルムガルの手にかかって死んだ。アリーシャとヤソヴァが安全な塩路/The Salt Roadへ逃れると、それをもって戦いは終わりとなり、シルムガルの群れはオジュタイの群れに追い払われ、飛び去った。そのうちの1体は、その手にタシグルを掴んでいた。

帰還したシルムガルは壁を突き破って宮殿の中に入り、タシグルから捧げられた玉座を囲むように身体を丸めて眠りについた。シルムガルの酸の涎が、玉座の美しい装飾を溶かした。タシグルは怒りに震えていた――ディルガー要塞からの空の旅に対する怒りに、そして自分の玉座が汚されていることに対する怒りに。彼は今やシルムガルの側近となったシディーキに、シルムガルを起こすよう叫んだ。目を覚ましたシルムガルはシディーキによる龍詞/Draconicの通訳を介し、タシグルに伝えた。すまなかった、確かにお前は「最高の地位」を約束された者であったと。シディーキの明らかに楽しそうな態度に嫌な予感を覚えたタシグルは逃げ出そうとしたが、ただちにアンデッドの召使いに拘束され、その首に黄金を散りばめた首輪をはめられた。首輪に繋がれた鎖のもう一方の端はシルムガルの手に握られた。シルムガルはタシグルに保証した、これこそが「最高の地位」であると。

登場

登場カード

フレイバー・テキストに登場

運命再編
有毒ドラゴン/Noxious Dragon

イラストに登場

運命再編
宮殿の包囲/Palace Siege

登場作品・登場記事

参考

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