高位調停者、アルハマレット/Alhammarret, High Arbiter
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伝説のクリーチャー — スフィンクス(Sphinx)
飛行
高位調停者、アルハマレットが戦場に出るに際し、各対戦相手はそれぞれ自分の手札を公開する。あなたはこれにより公開された土地でないカードの名前を1つ選ぶ。
(このクリーチャーが戦場に出ているかぎり)あなたの対戦相手は選ばれた名前を持つ呪文を唱えられない。
ジェイス・ベレレン/Jace Belerenの師である伝説のスフィンクス。ジェイスの記憶を消し続けていたストーリー設定を反映し、手札から選んだ呪文を唱えることを禁止する能力を持つ。
対戦相手が手札に握っている除去や対策カードを無視できるフィニッシャーだが、戦場に出る時点で対戦相手の手札にあるカードからしか禁止する呪文を選べないのがネック。トップデッキに弱い点や、そもそもこれが出る時点で対戦相手の手札が0枚なら能力が機能しない点から、挙動としては手札破壊に近い。似た能力を持つが対戦相手の動きを予想して禁止する呪文を選ぶ翻弄する魔道士/Meddling Mageとは全く違う性質のカードである。
リミテッドでは5/5飛行というスペックだけで十分な戦力。能力はオマケ程度だが、温存しておいた除去や重量級のフィニッシャーを封じ込めることができれば一層有利に動ける。構築では7マナというマナ・コストに見合う性能とは言い難く、採用するのは少々ためらわれる。同じマナ域でも除去耐性や奇襲性に優れる真珠湖の古きもの/Pearl Lake Ancientなど、別の選択肢を優先したい。
- カードの名前を選ぶのは戦場に出る際に機能する常在型能力(置換効果)であり、誘発型能力ではない。指定されるのに対応して何かすることはできない。
- 対戦相手の数に関わらず、選べるカード名は1つだけである。
- 厳密には、「カード名を指定する」効果ではない。公開されたカードの中から、特性としての名前を選ぶ。
- 日本語版のカードは「あなたの対戦相手は選ばれた名前を持つカードを唱えられない。」となっている誤訳がある。カードのコピーを唱える事が出来るかで違いが生じる。
関連カード
サイクル
マジック・オリジンの、レアの伝説のクリーチャーのサイクル。いずれも同じ色のプレインズウォーカー/Planeswalkerとストーリー上での関わりを持つキャラクターである。
- 牢獄の管理人、ヒクサス/Hixus, Prison Warden
- 高位調停者、アルハマレット/Alhammarret, High Arbiter
- 魂の貯蔵者、コソフェッド/Kothophed, Soul Hoarder
- ピア・ナラーとキラン・ナラー/Pia and Kiran Nalaar
- 光り葉の将帥、ドゥイネン/Dwynen, Gilt-Leaf Daen
ストーリー
アルハマレット/Alhammarretは、若き日のジェイス・ベレレン/Jace Belerenの師であるスフィンクス。他者の思考を読み記憶の消去も可能な強力な精神魔道士であり、その能力がカードにも表れている。
詳細はアルハマレット/Alhammarretを参照。